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特集 はじめよう,検査説明 病理・細胞診
5 アスベスト曝露歴がある胸水貯留患者の胸水細胞診検体提出法と診断の進め方を教えてください
著者: 濱川真治1
所属機関: 1公立昭和病院臨床検査科
ページ範囲:P.1370 - P.1371
文献購入ページに移動1.悪性中皮腫診断における胸水細胞診の役割
胸膜悪性中皮腫の約8割には胸水貯留が認められ,早期診断に重要な役割を果たす認識は重要である.近年,上皮型中皮腫細胞の形態学的特徴が明らかになり,肺癌や反応性中皮との相違点を見つけ出すことにより,その診断精度は向上してきている.
胸膜悪性中皮腫の約8割には胸水貯留が認められ,早期診断に重要な役割を果たす認識は重要である.近年,上皮型中皮腫細胞の形態学的特徴が明らかになり,肺癌や反応性中皮との相違点を見つけ出すことにより,その診断精度は向上してきている.
参考文献
1)独立行政法人環境再生保全機構:石綿健康被害者の救済へのご協力のお願い 中皮腫・肺がん編 2012年12月版(http://www.erca.go.jp/asbestos/pdf/doc_haigan.pdf)
2)亀井敏昭,谷山清己:アトラス 細胞診と病理診断,医学書院,pp134-135,2010
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