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特集 はじめよう,検査説明 生理機能
7 胆囊摘出後の患者でも,腹部超音波検査前の食事制限は必要ですか?
著者: 鶴岡尚志1
所属機関: 1三宿病院診療技術部
ページ範囲:P.1400 - P.1401
文献購入ページに移動1.腹部超音波検査前の食事制限
検査目的により必ずしも食事制限は必要ない.摂食で最も影響を受けるのは,胆囊の検査である.胆摘後の患者では,特別な検査目的がなければ,4時間程度の食事制限をすれば検査は可能である.検査目的を踏まえて食事制限が必要かを考え,適切な制限を行うことが肝要である.
検査目的により必ずしも食事制限は必要ない.摂食で最も影響を受けるのは,胆囊の検査である.胆摘後の患者では,特別な検査目的がなければ,4時間程度の食事制限をすれば検査は可能である.検査目的を踏まえて食事制限が必要かを考え,適切な制限を行うことが肝要である.
参考文献
1)小林龍徳,長谷川武夫,具然和,他:腹部超音波検査における食物・水分の摂取による胆囊収縮への影響.鈴鹿医療科学大学紀要 12:43-51,2005
2)Takizawa Y, Suzuki K, Kawamura K, et al:Effects of Calorie Mate Jelly eating before abdominal ultrasonography on the diagnosis--an evaluation in healthy adults. Rinsho Byori 59:243-247,2011
3)高橋あつ子,高橋幹枝,中村眞由美,他:検査絶食が肝硬変症患者に及ぼす影響と補食の効果.日本看護学会論文集 看護総合 32:117-119,2001
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