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文献詳細

雑誌

臨床検査57巻11号

2013年10月発行

特集 はじめよう,検査説明

その他

5 黄疸はどのような検査項目に,どのような測定影響を及ぼしますか?

著者: 伊藤 進1 多田 達史2

所属機関: 1香川大学医学部小児科 2香川県立保健医療大学保健医療学部臨床検査学科

ページ範囲:pp.1418-1419

文献概要

1.干渉の影響

 ビリルビンは内因性の物質であり,新生児期を除いて生理的状態では非常に微量しか存在しない.成人のアルカリアゾビリルビン法での基準値は,血清総ビリルビン濃度0.1~1.0mg/dL,血清直接ビリルビン濃度0.0~0.3mg/dLであり,血清間接ビリルビン濃度0.1~0.8mg/dLである.病的状態では,それらは上昇し,ビリルビンの分子種としては多様な物質が存在するようになる.生理的な新生児黄疸では,主体が間接ビリルビンであり,極微量の抱合ビリルビンしか存在しない.一方,成人に多い閉塞性黄疸では,主体は抱合ビリルビンの蓄積をきたすが,非酵素的にアルブミンに結合したδ-ビリルビンも存在するようになる.ビリルビンの各種臨床検査への干渉は,色調の影響と臨床検査の反応系への影響である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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