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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻13号

2013年12月発行

文献概要

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理

病理組織診断の精度管理

著者: 和田了1

所属機関: 1順天堂大学医学部附属静岡病院病理診断科

ページ範囲:P.1548 - P.1553

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■病理検査・病理組織診断は熟練した病理専門医が臨床検査技師の協力をもって行う特殊業務であるが,適切な臨床情報・検体情報を得ることも重要である.

■病理組織診断の精度管理の原点は,良好な病理標本の作製と診断業務を担う病理専門医自身の継続的・向上的研鑽といえる.

■わが国で慢性的不足状態にある病理専門医を実質的に支える精度管理的手法・部門が病理施設内に必須であるとともに,病理施設外の第三者的・外部的サポート部門の整備が急務である.

参考文献

1)和田了:上部・下部消化管腫瘍の病理診断において内視鏡医に望むこと.消化器内視鏡 22:1045-1047,2010
2)黒田誠:わが国における病理診断科の実態.消化器内視鏡 22:1034-1037,2010
3)College of American Pathologists:Quality improvement manual in anatomic pathology, College of American Pathologists, Northfield,pp59-94,1993
4)真鍋俊明,津嘉山朝達,山下貢司:外科病理における精度管理体制.川崎医学会誌 15:344-350,1989
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8)鬼島宏,羽場礼次:日本病理学会における精度管理への取り組み.病理と臨床 29:365-371,2011
9)渕之上史,増田しのぶ,加藤哲子,他:乳癌におけるHER2,ER免疫染色の外部精度管理システムモデル確立にむけての予備検討報告.乳癌の臨床 28:179-186,2013
10)木佐貫篤:一人病理医施設における精度管理の現状と課題.ワークショップ4 病理診断における精度管理の意義と実際─今病理医がなすべきこと,第101回日本病理学会総会,2012(http://www.med.hirosaki-u.ac.jp/~patho2/SeidoKanri/Byouri_Shindai_5.pdf)
11)滝野寿:日本臨床衛生検査技師会の取り組み(ISO15189取得の意義を含めて).病理と臨床 29:372-378,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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