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今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変
Burkittリンパ腫
著者: 日下拓1 田中由美子1 宮地勇人2
所属機関: 1東海大学医学部付属病院臨床検査技術科 2東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学
ページ範囲:P.1600 - P.1606
文献購入ページに移動■BLの腫瘍細胞の特徴はサイズが中等大で均一性があり,核は円形~楕円形でやや大きな核小体を有することである.核クロマチンは微細顆粒状で均一である.細胞質は好塩基性で特徴的な抜き打ち状空胞が目立ち,核分裂像も散見される.
■BLの診断基準は典型的な形態・細胞表面マーカー・遺伝子異常が全てそろったものである.
■末梢血や骨髄に出現するBL細胞と鑑別を要する疾患には,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL),DLBCLとBLの中間型特徴を有する分類不能B細胞リンパ腫(intermediate DLBCL/BL),B細胞性急性リンパ性白血病,Ewing肉腫などが挙げられる.
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