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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻4号

2013年04月発行

文献概要

今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

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所属機関:

ページ範囲:P.415 - P.415

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 非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease;NAFLD)は糖尿病,肥満,高血圧,高脂血症などと共通の病態を基盤とし,近年病態形成の機序が明らかにされてきています.肝臓の中性脂肪沈着を特徴とし過剰栄養によりもたらされる,いわばヒトの肝臓のフォアグラ化です.日常検査における肝機能異常の約30%を占め,一部は肝炎(non-alcoholic steatohepatitis;NASH),肝硬変症,肝癌へと進展することから,早期発見,治療,予防にむけて臨床検査が果たす役割がさらに期待されます.

 本特集ではまず臨床像から診療の全体像を,さらにgolden standardである病理診断検査,最近の病態生理の研究成果を踏まえ,さまざまな角度からNAFLDに関する新しい検査アプローチをご解説いただくことにしました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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