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今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患
非アルコール性脂肪性肝疾患の病理診断
著者: 橋本悦子1
所属機関: 1東京女子医科大学消化器内科
ページ範囲:P.421 - P.426
文献購入ページに移動■NAFLDの診断基準は,①非飲酒者(少量飲酒者は含まれる),②肝組織あるいは画像診断での脂肪肝の診断,③他の原因による肝疾患の除外である.
■単純脂肪肝は大脂肪滴を中心とする脂肪沈着を示し,NASHの病理診断基準は,①大滴性脂肪沈着,②炎症性細胞浸潤,③肝細胞の風船様変性である.
■NAFLDの病理診断分類は,線維化(Staging)と活動性(Grading:脂肪沈着,肝細胞の風船様変性,炎症性細胞浸潤)からなる.
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