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今月の特集2 連続モニタリング検査
扉
著者: 山田俊幸
所属機関:
ページ範囲:P.643 - P.643
文献購入ページに移動 臨床検査で得られるデータのほとんどは,病院で採血したり,器具をつけたりしたときのたまたまの状態を反映しているに過ぎません.言わずもがなのことですが,生体データの多くは,日内リズム,食事,運動,メンタルストレスなど,さまざまな因子に影響されて変動します.長時間にわたって連続的に,あるいは可能な限り頻回にデータを採取することの重要性は,すでにホルター心電図で証明されて,以降主に生理検査領域で応用されてきました.近年は,本特集でとりあげたように検体検査領域にも進歩の波が及んできて,今後は,応用される項目の拡大,より非侵襲化されたデバイスの導入などが現実的になるでしょう.ダイナミックなデータを評価するため,私たちはヒトの生理というものを再度学習する必要がありそうです.
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