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実験動物解析装置の設計と試作─高架式十字迷路
著者: 北池秀次1
所属機関: 1徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部総合研究支援センター
ページ範囲:P.819 - P.820
文献購入ページに移動1.はじめに
高架式十字迷路試験法は,人が不安と感じる環境を,動物行動学的に類似環境で設定し,探索行動を観察する方法であり,薬理学分野での抗不安薬の評価をはじめ,脳科学分野では脳内の情報伝達に重要な役割を果たすセロトニン〔5-HT(5-hydroxytryptamine)〕が関与する不安行動の評価など,受動機能評価として広い分野で用いられている.
今回,研究内容によってカスタマイズの必要性に対応させるべく,画像の入力から結果の出力まで研究者の負担が軽減されるよう測定の自動化を行い,操作性の向上を図ることを目的に実験迷路および解析システムを身近な材料で試作したので報告する.
高架式十字迷路試験法は,人が不安と感じる環境を,動物行動学的に類似環境で設定し,探索行動を観察する方法であり,薬理学分野での抗不安薬の評価をはじめ,脳科学分野では脳内の情報伝達に重要な役割を果たすセロトニン〔5-HT(5-hydroxytryptamine)〕が関与する不安行動の評価など,受動機能評価として広い分野で用いられている.
今回,研究内容によってカスタマイズの必要性に対応させるべく,画像の入力から結果の出力まで研究者の負担が軽減されるよう測定の自動化を行い,操作性の向上を図ることを目的に実験迷路および解析システムを身近な材料で試作したので報告する.
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