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文献詳細

雑誌文献

臨床検査57巻8号

2013年08月発行

文献概要

次代に残したい用手法検査・2

酵素比色マニュアル法

著者: 片山善章1

所属機関: 1神戸常盤大学医療検査学科

ページ範囲:P.931 - P.937

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はじめに

 臨床化学検査(用手法が中心であった時代では生化学検査,化学検査などと呼ばれていた)のうち,酵素活性を用手法で測定していた項目は,アミラーゼ,トランスアミナーゼ,アルカリホスファターゼ,乳酸脱水素酵素が中心であった.なかでもトランスアミナーゼは,いずれの検査部(室)でも測定が行われていた.なお,トランスアミラーゼであるAST(aspartate aminotransferase),ALT(alanine aminotransferase)は用手法で測定されていた当時,それぞれグルタミン酸オキザロ酢酸トランスアミナーゼ(glutamic oxaloacetic transaminase;GOT),グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(glutamic-pyruvic transaminase;GPT)と呼ばれていた.今回はあえてGOT,GPTと表現する.

 したがって,本稿では用手法の時代のAST,ALTのReitman-Frankel法と紫外部測定(ultraviolet;UV)法について解説する.

参考文献

1)日本臨床病理学会(編):臨床検査としての酵素測定法4.トランスアミナーゼ.臨床病理 29(臨時増刊),1977
2)片山善章:私と臨床検査 片山善章退官記念誌,2003
3)坂岸良克,保崎清人:新編臨床検査講座18 臨床化学,pp304-312,医歯薬出版,1987
4)林長蔵(監修):臨床化学分析の原理と実施法,p417,1995

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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