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今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
糖質脂質代謝領域
著者: 松永彰1
所属機関: 1福岡大学 医学部臨床検査医学講座
ページ範囲:P.34 - P.38
文献購入ページに移動●糖尿病の診断に活用される検査としては,血糖値,75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT),HbA1cがある.
●合併症予防のための目標値はHbA1c 7.0%未満である.
●総コレステロール(TC),低密度リポ蛋白(LDL)コレステロール,高密度リポ蛋白(HDL)コレステロールおよびトリグリセライド(TG)が脂質異常症の診断に活用される.
●LDLコレステロールはFriedewald式で求め,使えない場合は,non HDLコレステロールを用いる.
●合併症予防のための目標値はHbA1c 7.0%未満である.
●総コレステロール(TC),低密度リポ蛋白(LDL)コレステロール,高密度リポ蛋白(HDL)コレステロールおよびトリグリセライド(TG)が脂質異常症の診断に活用される.
●LDLコレステロールはFriedewald式で求め,使えない場合は,non HDLコレステロールを用いる.
参考文献
1)日本糖尿病学会(編):化学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン2013,南江堂,2013
2)日本糖尿病学会(編):糖尿病治療ガイド2012-2013(HbA1c国際標準化対応)血糖コントロール目標改訂版,文光堂,2013
3)Ohkubo Y, Kishikawa H, Araki E, et al:Intensive insulin therapy prevents the progression of diabetic microvascular complications in Japanese patients with non-insulin-dependent diabetes mellitus: a randomized prospective 6-year study. Diabetes Res Clin Pract 28:103-117,1995
4)日本動脈硬化学会(編):動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版,日本動脈硬化学会,2012
5)Okamura T, Tanaka H, Miyamatsu N, et al:The relationship between serum total cholesterol and all-cause or cause-specific mortality in a 17.3-year study of a Japanese cohort. Atherosclerosis 190:216-223,2007
6)Mabuchi H, Koizumi J, Shimizu M, et al:Development of coronary heart disease in familial hypercholesterolemia. Circulation 79:225-232,1989
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