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文献詳細

雑誌文献

臨床検査58巻2号

2014年02月発行

文献概要

今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

Ⅰ型アレルギーの機序と診断の流れ

著者: 萱場広之1 齋藤紀先1 糸賀正道1 山本絢子1

所属機関: 1弘前大学大学院 医学研究科臨床検査医学講座

ページ範囲:P.218 - P.224

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●抗原特異的IgE(IgE RAST)はアレルゲンの種類などで差はあるが,おおむね80~85%が皮膚試験と一致する.

●Ⅰ型アレルギー反応はIgEを介した反応が典型的ではあるが,複雑な病態を有しており,IgEのみに頼った診断には限界がある.

●アレルゲン検査は患者の症状や経過などの詳細な問診から選択することが推奨される.

参考文献

1)Izawa K, Kitaura J, Yamanishi Y, et al:An activating and Inhibitory Signal from an Inhibitory Receptor LMIR3/CLM-1: LMIR3 Augments Lipopolysaccharide Response through Association with FcRgamma in Mast Cells. J Immunol 183:925-936,2009
2)Izawa K, Yamanishi Y, Maehara A, et al:The receptor LMIR3 negatively regulates mast cell activation and allergic responses by binding to extracellular ceramide. Immunity 37:827-839,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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