文献詳細
文献概要
次代に残したい用手法検査・11
Gram染色
著者: 永田邦昭1
所属機関: 1公立玉名中央病院 中央検査部
ページ範囲:P.640 - P.644
文献購入ページに移動はじめに
Gram染色は1884年にデンマークの内科医Christian Gramによって考案された.その後1921年のHuker変法をはじめ,いくつかの改良が加えられて現在に至っているが,その原理が明らかとなったのは比較的近年(1983年)である.Gram染色によって細菌は2つのグループに大別され,紫や青に染まるものをグラム陽性,赤く染まるものをグラム陰性と呼び,細菌の分類上欠くことのできない染色法である.
Gram染色は1884年にデンマークの内科医Christian Gramによって考案された.その後1921年のHuker変法をはじめ,いくつかの改良が加えられて現在に至っているが,その原理が明らかとなったのは比較的近年(1983年)である.Gram染色によって細菌は2つのグループに大別され,紫や青に染まるものをグラム陽性,赤く染まるものをグラム陰性と呼び,細菌の分類上欠くことのできない染色法である.
参考文献
1)永田邦昭,永沢善三:平成17年度日臨技プロジェクト研究報告─グラム染色の観察方法および報告の統一化 グラム染色標本の観察方法.医学検査 56:1495-1501,2007
2)永田邦昭:感染症診断に役立つグラム染色─実践永田邦昭のグラム染色カラーアトラス,シーニュ,pp18-180,2006
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