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今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
扉
著者: 山田俊幸
所属機関:
ページ範囲:P.781 - P.781
文献購入ページに移動 特集タイトルにあるように血液ガス,電解質の評価はちょっと難しい印象がありませんか? 酵素活性が高いのは細胞が壊れたからであったり,蛋白濃度が低いのは合成が低下したか体外に漏出したからであったり,など,データの背景はそう複雑ではありません.しかし,本特集で取りあげた項目は生体のホメオスタシスによって調節されるもので,その生理機構を理解する必要があります.加えて,これらの項目は患者の治療・管理に直結するものですから,データを報告するほうも緊張してしまいがちです.ただし,臨床検査に求められるのは,難しい輸液管理などではありません.データの妥当性を評価し,随時再検査を行うなど,安全なデータを提供することです.本特集で,やや詳しく学習し,苦手意識を払拭していただけたら幸いです.
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