文献詳細
文献概要
今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
カルシウム,リン,マグネシウムの読み方
著者: 風間順一郎1
所属機関: 1新潟大学医歯学総合病院 血液浄化療法部
ページ範囲:P.801 - P.805
文献購入ページに移動●カルシウム(Ca)濃度は基準値より大幅に低くても高くても,緊急治療の適応である.
●高Ca血症の原因は,Ca代謝ホルモンの暴走か医原性である.
●Ca濃度のアルブミン(Alb)による補正の是非は,必ずしもコンセンサスが得られていない.
●高リン(P)血症に比較して低P血症のほうが治療の緊急性は高い.
●慢性腎臓病ではPが蓄積する.
●長期的には高P血症の持続は,予後悪化因子である.
●長期的には低マグネシウム(Mg)血症の継続は予後悪化因子である.
●自力で訴えを伝えられない高齢者などに,しばしば著しい高Mg血症がみられる.
●高Ca血症の原因は,Ca代謝ホルモンの暴走か医原性である.
●Ca濃度のアルブミン(Alb)による補正の是非は,必ずしもコンセンサスが得られていない.
●高リン(P)血症に比較して低P血症のほうが治療の緊急性は高い.
●慢性腎臓病ではPが蓄積する.
●長期的には高P血症の持続は,予後悪化因子である.
●長期的には低マグネシウム(Mg)血症の継続は予後悪化因子である.
●自力で訴えを伝えられない高齢者などに,しばしば著しい高Mg血症がみられる.
参考文献
1)風間順一郎:血清カルシウム値の異常・血清リン値の異常.ダイナミック・メディシン 第6巻(下条文武,齋藤康監修),西村書店,pp185-190,2003
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