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今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
心電図でみる電解質異常
著者: 庭野慎一1
所属機関: 1北里大学 医学部循環器内科学
ページ範囲:P.807 - P.813
文献購入ページに移動●血清カリウム(K),血清カルシウム(Ca)の異常によって心電図が変化する.
●極端な電解質異常は,致死的不整脈の発生原因となることがある.
●高K血症では,T波が尖鋭化し,QRS幅が増大する.
●低K血症,低Ca血症ではQT間隔が延長する.
●極端な電解質異常は,致死的不整脈の発生原因となることがある.
●高K血症では,T波が尖鋭化し,QRS幅が増大する.
●低K血症,低Ca血症ではQT間隔が延長する.
参考文献
1)Aaronson P, Ward JPT:膜電位・イオンチャネルとポンプ.一目でわかる心血管系 第2版(庭野慎一訳,村松準監訳),メディカルサイエンス・インターナショナル,pp18-21,2008
2)手嶋泰之,高橋尚彦:電解質異常と心電図変化.月刊レジデント 7:76-82,2014
3)El-Sherif N, Turitto G:Electrolyte disorders and arrhythmogenesis. Cardiol J 18:233-245,2011
4)Diercks DB, Shumaik GM, Harrigan R, et al:Electrocardiographic manifestations: electrolyte abnormalities. J Emerg Med 27:153-160,2004
5)犀川哲典:循環器医のための知っておくべき電解質異常,メジカルビュー社,2011
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