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今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
コンパニオン診断に必要な検査技術―検体の品質管理
著者: 中條聖子1
所属機関: 1エスアールエル 検査技術企画部
ページ範囲:P.925 - P.932
文献購入ページに移動●遺伝子関連検査は,①病原体遺伝子検査(病原体核酸検査),②ヒト体細胞遺伝子検査,③ヒト遺伝学的検査(生殖細胞系列遺伝子検査)の3種類に分類定義されている.
●遺伝子関連検査は,血液や組織,その他の材料から,検査の目的に応じた抽出試薬を用いて,DNAあるいはRNAを抽出して検査を実施する.
●コンパニオン診断に用いられる遺伝子検査技術には,一般の遺伝子関連検査と同様に,測定の目的に応じて,指定された採取容器に採取し,保存温度,保存時間を遵守し,検体の品質管理を実施することが重要となる.
●遺伝子関連検査は,血液や組織,その他の材料から,検査の目的に応じた抽出試薬を用いて,DNAあるいはRNAを抽出して検査を実施する.
●コンパニオン診断に用いられる遺伝子検査技術には,一般の遺伝子関連検査と同様に,測定の目的に応じて,指定された採取容器に採取し,保存温度,保存時間を遵守し,検体の品質管理を実施することが重要となる.
参考文献
1)日本臨床検査標準協議会遺伝子関連検査標準化専門委員会:遺伝子関連検査 検体品質管理マニュアル(承認文書),2011
2)宮地勇人,竹田真由:今日から役立つ遺伝子検査実践マニュアル.Med Technol 40:1476-1491,2012
3)日本遺伝子診療学会遺伝子診断・検査技術推進フォーラム運営委員会:個別化医療を進めるための課題と今後の展望(登勉監修).臨病理レビュー 150:35-44,2013
4)日本臨床検査標準協議会:遺伝子関連検査に係る検体品質管理技術の開発に関するフィージビリティスタディ 報告書─要旨─,機械システム振興協会,2011
5)日本臨床検査標準協議会:遺伝子関連検査に関する日本版 ベストプラクティスガイドライン,2010(http://www.jccls.org/techreport/bestpractice_guideline.pdf)
6)日本衛生検査所協会遺伝子検査受託倫理審査委員会:遺伝子関連検査の質保証体制についての見解,2014年6月25日現在(http://www.jrcla.or.jp/info/info/250726.pdf)
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