文献詳細
文献概要
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書評 外科医のためのエビデンス
著者: 北川雄光1
所属機関: 1慶大・一般・消化器外科
ページ範囲:P.1018 - P.1019
文献購入ページに移動素朴な疑問を解きほぐすドクターAの温かな眼差し
本書は,医学書院から刊行されている『臨床外科』誌に連載された「ドクターAのミニレクチャー」を書籍化したものである.私は,ドクターA,すなわち経験豊富な外科医であり情熱的な教育者でもある安達洋祐氏本人,およびその著作の大ファンであり,この連載も必ず書籍化されるものと待ちわびていた.
彼の著書は,いつも現場から生まれてくる基本的な課題に,肩に力を入れず淡々とアプローチするところから始まる.その視線は常に若手医師,レジデントの視線であり,スタートラインは常に「素朴な疑問」である.本書は,誰でも抱いたことがあり,そして明確に答えることができない「疑問」に関して,エビデンスに基づいてひもといていく形式が採られている.
本書は,医学書院から刊行されている『臨床外科』誌に連載された「ドクターAのミニレクチャー」を書籍化したものである.私は,ドクターA,すなわち経験豊富な外科医であり情熱的な教育者でもある安達洋祐氏本人,およびその著作の大ファンであり,この連載も必ず書籍化されるものと待ちわびていた.
彼の著書は,いつも現場から生まれてくる基本的な課題に,肩に力を入れず淡々とアプローチするところから始まる.その視線は常に若手医師,レジデントの視線であり,スタートラインは常に「素朴な疑問」である.本書は,誰でも抱いたことがあり,そして明確に答えることができない「疑問」に関して,エビデンスに基づいてひもといていく形式が採られている.
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