文献概要
Point
●同種造血幹細胞移植の目的は,移植前に行われる全身放射線照射や大量化学療法に加えて,ドナー免疫によって腫瘍細胞を根絶し,正常な造血機能を回復することである.
●造血幹細胞移植には,自家/同種,骨髄/末梢血幹細胞/臍帯血といった種類があり,疾患や患者の状態によっていずれの方法を用いるかが決定される.
●同種移植では,ドナー造血幹細胞の生着/拒絶の確認のため,XY-FISH法やSTR-PCR法を用いたキメリズム解析が重要な役割を果たしている.
●造血器腫瘍を対象とした移植では微小残存病変(MRD)をモニタリングすることが重要であり,PCR法によるキメラ遺伝子の定量検査が広く用いられている.
参考文献
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