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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻13号

2015年12月発行

文献概要

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査

腎移植と臨床検査

著者: 能勢知可子1 川端雅彦1 和田隆志2

所属機関: 1富山県立中央病院内科 2金沢大学医薬保健研究域医学系血液情報統御学

ページ範囲:P.1484 - P.1489

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Point

●わが国の腎移植症例数は生体腎移植の増加によって年々,増加傾向にある.先行的腎移植例が生体腎移植の3割を占めている.

●術前にはレシピエント・ドナーの医学的適応基準や,ドナーに関する倫理指針に沿って腎移植の適否の判断がなされる.

●腎移植術後は,拒絶反応の抑制のため,免疫抑制療法を終生行う.日和見感染症の予防,免疫抑制薬のモニタリングが重要となる.

参考文献

1)日本移植学会:2014臓器移植ファクトブック(PDF版).(http://www.asas.or.jp/jst/pdf/factbook/factbook2014.pdf)
2)湯沢賢治,高原史郎,八木澤隆,他:腎移植臨床登録集計報告(2014) 2013年実施症例の集計報告と追跡調査結果.移植 49:240-260,2014
3)日本移植学会:日本移植学会倫理指針,2012(http://www.asas.or.jp/jst/ pdf/info_20120920.pdf)
4)谷川原祐介,増田智先,湯沢賢治,他:免疫抑制薬TDMガイドライン2014(日本TDM学会,日本移植学会編),金原出版,pp8-11,16-18,2014
5)後藤憲彦:腎移植感染症マニュアル,東京医学社,pp83-90,123-127,2013
6)相川厚,奥見雅由,齋藤和英,他:腎移植後サイトメガロウイルス感染症の診療ガイドライン2011(日本臨床腎移植学会ガイドライン作成委員会編),日本医学館,pp5-15,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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