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今月の特集2 検査室が育てる研修医
生化学一般検査室が育てる研修医
著者: 米川修1
所属機関: 1総合病院聖隷浜松病院臨床検査科
ページ範囲:P.1512 - P.1518
文献購入ページに移動●検査室の仕事は,“情報の生産管理”である.“情報”とは,それを知ることによって,次にとるべき行動の正当性・有用性を保証するものである.また,とった行動の正当性・有用性を確認するものでもあり,それらを満たさないのは“真の情報”とはいえない.
●蛋白分画はイコールM蛋白の検出と思われがちであるが,多くの有益な情報を内在している.それを引き出して患者に還元するのが検査室の務めである.
●酵素アイソザイムも患者に役立つ情報を有している.その臨床的評価は,検査室から臨床側に提供できる有効な手段である.
●基本的検査を系統立てて解釈することで主要臓器の把握ができる.また,患者の病態の概要を把握することが可能となる.
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