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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻5号

2015年05月発行

文献概要

元外科医のつぶやき・5

乳癌診療と臨床検査技師

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.419 - P.419

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 私は現在血液センターに籍を置いているが,38年間にわたり外科勤務医として消化器疾患とともに乳癌診療にも携わってきた.そして乳癌診療では,検査技師は超音波検査や病理検査など多岐にわたり関与しており,検査技師なくして乳癌診療は成り立たない.

 超音波で詳細に検査をしたいときには医師自身も行うが,乳癌検診では検査技師が行う施設が多い.乳癌は男性の100倍と圧倒的に女性に多く,また病巣はデリケートな乳房にある.そこで乳癌検診では,診察を行う医師ばかりではなく,看護師,放射線技師,そして検査技師に至るまで,全て女性職員によるレディースクリニックとして対応している施設もあり,評判を呼んでいる.男性医師しかいない前の施設でも,医師を除く他の職種はできるだけ女性職員で臨み,好評であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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