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今月の特集2 乳癌病理診断の進歩
扉
著者: 手島伸一
所属機関:
ページ範囲:P.435 - P.435
文献購入ページに移動 乳癌は,わが国では女性の臓器別悪性腫瘍のなかで罹患率が第1位を占めています.検診の普及や画像診断の発達に伴い早期病変が多く指摘されるようになり,穿刺吸引細胞診や生検組織診で小さな病変を正確に診断することの重要性が増しています.また,病理でのHER2やホルモンレセプターなどの検査が予後の予測や化学療法を行ううえで必須なものとなっています.そして,乳癌の個別化医療(コンパニオン診断)が他の固形癌に先駆けて広く行われるようになりました.そのため,病理部門で診断しなければならない項目が多岐にわたるようになってきました.
本特集ではこのような状況を踏まえ,乳癌の細胞診や病理に関する近年の重要な進歩を取り上げました.いずれもわが国の最先端の施設で行われている仕事ですが,われわれの日常の細胞診検査,病理診断,病理業務にすぐにでも役に立つ内容です.参考にしていただければ幸甚に存じます.
本特集ではこのような状況を踏まえ,乳癌の細胞診や病理に関する近年の重要な進歩を取り上げました.いずれもわが国の最先端の施設で行われている仕事ですが,われわれの日常の細胞診検査,病理診断,病理業務にすぐにでも役に立つ内容です.参考にしていただければ幸甚に存じます.
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