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今月の特集1 日常検査としての心エコー
弁疾患の診断と重症度
著者: 岩永史郎1
所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター心臓内科
ページ範囲:P.532 - P.538
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●大動脈弁狭窄症(AS)は弁開口制限と弁直上のモザイク血流から疑い,最大流速,平均圧較差,弁口面積で重症度を評価する.
●大動脈弁閉鎖不全症(AR)は大動脈弁から左室に向かう異常血流で診断し,逆流モザイクの大きさと左室径,大動脈内拡張期逆流で重症度を評価する.
●僧帽弁逸脱による閉鎖不全症は,吸い込み血流の位置と逆流モザイクの方向によって逸脱部位を診断する.
●大動脈弁狭窄症(AS)は弁開口制限と弁直上のモザイク血流から疑い,最大流速,平均圧較差,弁口面積で重症度を評価する.
●大動脈弁閉鎖不全症(AR)は大動脈弁から左室に向かう異常血流で診断し,逆流モザイクの大きさと左室径,大動脈内拡張期逆流で重症度を評価する.
●僧帽弁逸脱による閉鎖不全症は,吸い込み血流の位置と逆流モザイクの方向によって逸脱部位を診断する.
参考文献
1)Nishimura RA, Otto CM, Bonow RO, et al:2014 AHA/ACC Guideline for the Management of Patients With Valvular Heart Disease: a Report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines. Circulation 129:e521-e643,2014
2)Yoshida K, Yoshikawa J, Yamaura Y, et al:Value of acceleration flows and regurgitant jet direction by color Doppler flow mapping in the evaluation of mitral valve prolapse. Circulation 81:879-885,1990
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