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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻6号

2015年06月発行

文献概要

研究

姫路医療センター独自の「臨床検査技師採血技術認定制度」の導入とその成果

著者: 嶋崎明美1 高田耕自1 笹倫郎1 三村拓郎1 山崎麻澄1 堤早紀1 山北幹子1 西川裕太郎1 大蔵真希1 岩谷泰之1 吉村泰治1 佐野隆宏1

所属機関: 1国立病院機構姫路医療センター臨床検査科

ページ範囲:P.580 - P.585

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 患者の求める“上手な採血”の実現のために,数値化した基準を用いた姫路医療センター独自の「臨床検査技師採血技術認定制度」を施行した.認定制度の導入後,検査技師の採血業務へのモチベーションが高まり,採血技術・接遇レベルが向上した.また,採血待ち時間・採血時間・報告時間(TAT)が短縮し,顧客満足向上につなげることができた.認定制度の基準に技術だけでなく接遇評価・採血知識習得も加え,教育をシステム化したことが有効であったと考える.

参考文献

1)高城靖志:採血室から発信する情報.臨検 58:444-448,2014
2)加賀山朋枝,小出美佐子,高橋一重,他:外来採血室に寄せられた苦情・クレーム対策とその成果.医学検査 59:208-212,2010
3)Hawkins RC:Laboratory turnaround time. Clin Biochem Rev 28:179-194,2007
4)高橋寿一,阿部浩,後藤美樹,他:臨床検査部の外来採血業務への対応.臨病理 54:1110-1113,2006
5)丸山智子,小澤さち子,染野智治,他:当院における外来採血業務の工夫.医学検査 59:936-940,2010
6)上地幸平,名護珠美,山根誠久,他:採血管の削減は血液検体を用いる検査項目全体のTurnaround Timeを短縮する.臨病理 61:38-43,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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