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文献概要
遺伝医療ってなに?・6
遺伝相談と遺伝カウンセリング
著者: 櫻井晃洋1
所属機関: 1札幌医科大学医学部遺伝医学
ページ範囲:P.590 - P.591
文献購入ページに移動これまでのこのコラムでは主に遺伝情報と社会との関係についての話題を取り上げてきたが,今回は,遺伝医療の現場の実際を紹介しようと思う.遺伝外来とか遺伝子診療部という言葉はだいぶ受け入れられるようになってきてはいるが,その内容についてはまだ十分に認知されてはいないようである.筆者の周囲の医療関係者でも,依頼すると遺伝子検査をしてくれるところ,遺伝子解析研究の説明と承諾を被験者からもらってくれるとところ,といった,こちらが困惑してしまうような認識がまだまだ残っている.これは悩ましい.
現在では大学病院を中心に多くの基幹病院に遺伝に関する専門外来が開設されている.その診療形式や診療内容はさまざまだが,遺伝外来は基本的にはどこも予約診療である.こちらの準備がいるので予約でないと対応できないのである.予約は担当医からの紹介のこともあれば,クライエント(必ずしも病気をもっているわけではないので患者とはいわない)から直接予約が入ることもある.
現在では大学病院を中心に多くの基幹病院に遺伝に関する専門外来が開設されている.その診療形式や診療内容はさまざまだが,遺伝外来は基本的にはどこも予約診療である.こちらの準備がいるので予約でないと対応できないのである.予約は担当医からの紹介のこともあれば,クライエント(必ずしも病気をもっているわけではないので患者とはいわない)から直接予約が入ることもある.
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