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文献詳細

雑誌文献

臨床検査59巻7号

2015年07月発行

文献概要

今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

末梢血白血球形態の異常とその評価

著者: 常名政弘1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.680 - P.687

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Point

●血液細胞の鏡検において,異常細胞出現のシグナルを捉えることは非常に重要である.

●反応性リンパ球増加時は,さまざまな大きさのリンパ球がみられる.

●腫瘍性リンパ球の特徴は,単調で同一形態をとることが多いことである.

●慢性骨髄性白血病(CML)の特徴には,左方移動を伴った白血球数増加,好塩基球数増加,さらに血小板数増加が挙げられる.

参考文献

1)阿南建一:リンパ球の増加.形態からせまる血液疾患(阿南建一,亀岡孝則,須田正洋著),岡山メディック,pp122-126,1999
2)清水長子,川合陽子:患者のための血液形態シリーズ 診断に役立つリンパ球形態の観察.日検血会誌 3:164-172,2002
3)中竹俊彦:日常診療でよく遭遇する紛らわしい細胞.日検血会誌 4:75-80,2002
4)常名政弘,東克巳:Laboratory Practice 血液 末梢血血液像における鑑別困難な血球・2 異型リンパ球.検と技 34:128-132,2006
5)阿南建一:骨髄増殖性腫瘍(MPN).エビデンス血液形態学(阿南建一,亀岡孝則,須田正洋監修),近代出版,pp257-262,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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