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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻1号

1962年01月発行

文献概要

検査室管理

机と椅子について

著者: 樫田良精1

所属機関: 1東大病院中央診療部

ページ範囲:P.39 - P.39

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 昨年の11月号に「検査室の家具」についての座談会を載せたが,その中でも机とイスの高さは検査の能率に大きく影響するので,本号のグラフ欄で東大関係者の苦心したいくつかの実例を示して,今後つくられる方々の御参考に供した。この中には失敗例も加えてある。
 写真の机,イスなどの高さは下表を参照されたい。検査室の仕事をする人の身長,坐高などで,具合のよしあしは大いに異なる。検査机の高さは75cmから84cmまでの問で,主として坐業か,立ち仕事か,兼用かで適当な高さを選ぶべきであろう。また,イスの高さが調節できることは絶対必要である。この調節で体格の差違による作業机の不満がかなり緩和できる。足の入る場所は,ことにその奥行は足がのばせるよう広くすることが望ましい。欲張って机の物入れや引ぎ出しを大きくして足の入れ場を狭くすることは禁物である。また,足はできるだけ床面に安定するように設計すべきであって,やむを得ぬとき以外,足かけ付きのイスは避けるべきである。これはどうしても足が不安定で,疲れやすくなる。足掛けは机の下部に備える方がよい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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