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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻10号

1962年10月発行

文献概要

医学常識

輸血に必要な血液型抗原と抗体(5)

著者: 竹内直子1 保木本幸子1 大野公子1

所属機関: 1虎の門病院輸血部

ページ範囲:P.681 - P.684

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Ⅴ.ABO式,Rh式以外の血液型(つづき)
5.Lewis式血液型
 Lewis式血液型は,1946年にMourantによって発見された。けれどもその遺伝についての完全な解釈は多くの研究者を困らせ続けている。この抗体はO型血液の24〜25%を凝集する二人の婦人の血清中に発見された。2年後にAndresenは血液の70%を凝集する(Mourantの抗原に対立する)抗体の発見によって対立因子を記載している。この2つのLewis式血液型の発見以来,抗-Lea,抗-Lebその他多くの抗体が見い出され,抗血清は,表13に示されるように3つの表現型を決定する能力をもっている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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