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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻3号

1962年03月発行

文献概要

グラフ

試験管のバラツキ

著者: 高橋昭三1

所属機関: 1東大医学部細菌学教室

ページ範囲:P.157 - P.158

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 ①写真にならべたのは,いわゆる小試験管ですが,中に3mlの水をピペットで量って入れてあります。小試験管とはこういうものとお考えの方もありましょうが,底の半球状になった部分といい,太さといい,また長さもこのように違うのが多いのが現状です。むしろ,このような試験管をあきらめて使っているわけです。
 ②この写真は,①と同じものの中に,1本だけ,0.3mlを更に加えたものです。どこに加えたかは,この写真だけではわかりませんが,左から2番目の試験管がそうだということは①とじっくり見くらべれば,はじめてわかると思います。血清希釈にウイルス液を入れたか入れないかというようなとき,このような小試を使うかぎり,加えたという実験者の記憶が確かである必要が生じます。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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