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グラフ
試験管のバラツキ
著者: 高橋昭三1
所属機関: 1東大医学部細菌学教室
ページ範囲:P.157 - P.158
文献購入ページに移動 ①写真にならべたのは,いわゆる小試験管ですが,中に3mlの水をピペットで量って入れてあります。小試験管とはこういうものとお考えの方もありましょうが,底の半球状になった部分といい,太さといい,また長さもこのように違うのが多いのが現状です。むしろ,このような試験管をあきらめて使っているわけです。
②この写真は,①と同じものの中に,1本だけ,0.3mlを更に加えたものです。どこに加えたかは,この写真だけではわかりませんが,左から2番目の試験管がそうだということは①とじっくり見くらべれば,はじめてわかると思います。血清希釈にウイルス液を入れたか入れないかというようなとき,このような小試を使うかぎり,加えたという実験者の記憶が確かである必要が生じます。
②この写真は,①と同じものの中に,1本だけ,0.3mlを更に加えたものです。どこに加えたかは,この写真だけではわかりませんが,左から2番目の試験管がそうだということは①とじっくり見くらべれば,はじめてわかると思います。血清希釈にウイルス液を入れたか入れないかというようなとき,このような小試を使うかぎり,加えたという実験者の記憶が確かである必要が生じます。
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