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研究
予染による血清脂蛋白の電気泳動技術に関する研究(1)
著者: 宮原洋一1
所属機関: 1鳥取大学医学部中央臨床検査部
ページ範囲:P.209 - P.211
文献購入ページに移動 血清脂蛋白を電気泳動的に分画するのに従来一般に行なってきた方法は,血清蛋白の場合と同じく,泳動後に乾燥を行なってから種々の好脂肪染色性色素で染色し,Ethanolもしくは流水で脱色操作をする方法1)であるが,脂蛋白の場合には結合色素まで一部脱色してしまったり,backgroundの脱色が不完全である等の難点があって再現性を低下させている。
1955年にMcDonaldがアセチル化したSudan Black Bにょって脂蛋白をあらかじめ染色し,それを濾紙上に塗布して泳動する予染法を発表して以来この方法の研究がなされ,わが国でも伊藤氏らの報告2)があるが,一方Sudan Black Bそのものを使う予染法もMcDonald3)によって発表され,Kanabrocki4),Larkey5)によって改良されている。
1955年にMcDonaldがアセチル化したSudan Black Bにょって脂蛋白をあらかじめ染色し,それを濾紙上に塗布して泳動する予染法を発表して以来この方法の研究がなされ,わが国でも伊藤氏らの報告2)があるが,一方Sudan Black Bそのものを使う予染法もMcDonald3)によって発表され,Kanabrocki4),Larkey5)によって改良されている。
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