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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻3号

1962年03月発行

文献概要

私の工夫

pH-meterガラス電極部の半自動的な洗浄法の工夫/突沸防止

著者: 長谷川博1 相見諭2

所属機関: 1国立東京第二病院外科 2日本医科大学第一医院新内科

ページ範囲:P.212 - P.212

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 CambridgeのPortable type pH-meterを使ってStadie typeのガラス電極セットにより血液pHを測定しておりますが,雷気回路がhigh impedanceなためか湿気,電磁誘導などの影響をうけやすく,標準緩衝液(pH6.86および4.05)を各1回吸引してメーターを調整し,排液洗浄後に検体のpHを測定し,更に元の標準緩衝液で再現性を確認するという厳密な方法で,測定誤差を0.02以内にとどめることは容易なことではありません。
 私は機械のバランスがくずれない間に迅速な測定を反復できるよう,半自動的な洗浄装置をつけてみたところ,能率が非常に向上しましたので御紹介します。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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