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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻9号

1962年09月発行

文献概要

グラフ

検査技師のための解剖学2

著者: 横地千仭1

所属機関: 1横浜市大医学部

ページ範囲:P.583 - P.584

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 鼻腔には正中に鼻中隔があって左右を二分しているほか,側壁から三段の棚(鼻甲介)が突出している。これには吸気に適当な湿気を与えたり,塵を除く目的がある。粘膜には多数の血管が分布しており,炎症を起こすと腫脹し,また分泌物が増加するので鼻閉を起こす。
 鼻腔には,これと細い通路で連絡した空洞すなわち副鼻腔がいくつか存在する。副鼻腔の作用は明らかではない。しかしその内面をおおう粘膜に病変を起こし,中に膿がたまるといわゆる蓄膿症を起こす。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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