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文献詳細

雑誌文献

臨床検査6巻9号

1962年09月発行

文献概要

技術解説

滅菌および消毒法(1)—物理的作用による方法

著者: 林治1

所属機関: 1国立公衆衛生院衛生微生物学部

ページ範囲:P.593 - P.598

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はじめに
 微生物による汚染を問題とするあらゆる領域において,滅菌および消毒法はきわめて重要な基礎的知識および手技の一つである。ところが,知っているようで知られずに案外に混同されている言葉の中に殺菌と滅菌,ならびに消毒がある。
 殺菌作用(bactericidal action)とは,微生物を殺す働きを総括した言葉をいうのであって,これは菌体の機械的破壊,タンパク質の変性など,菌体構成成分の非特異的な物理化学的変化によるものが多い。殺菌作用の強さの程度によって滅菌(sterilization)と消毒(disinfection)とに区別される。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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