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元外科医のつぶやき・23
医療従事者こそ献血の体験を
著者: 中川国利1
所属機関: 1宮城県赤十字血液センター
ページ範囲:P.1483 - P.1483
文献購入ページに移動 現場把握と経費削減のため,しばしば献血バスの検診医として県内各地を回っている.多くの国民が身近なボランティアである献血に協力してくれることに感謝する一方で,医療施設における献血協力者数の低迷が気になる.
現在,献血者の半数以上が40歳以上の中高年であり,初めての献血理由を聞くと,“高校での献血バス”と,答える献血者が多い.しかし,近年は教育カリキュラムが過密で,保護者とのトラブルを避けるためもあり,高校での献血は困難となっている.特に医療職を目指す学生が多い進学校が厳しい状況にあり,若年期における献血の機会が失われ,献血に対して無関心になりがちである.
現在,献血者の半数以上が40歳以上の中高年であり,初めての献血理由を聞くと,“高校での献血バス”と,答える献血者が多い.しかし,近年は教育カリキュラムが過密で,保護者とのトラブルを避けるためもあり,高校での献血は困難となっている.特に医療職を目指す学生が多い進学校が厳しい状況にあり,若年期における献血の機会が失われ,献血に対して無関心になりがちである.
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