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雑誌目次

雑誌文献

臨床検査60巻13号

2016年12月発行

雑誌目次

今月の特集1 認知症待ったなし!

フリーアクセス

河合 昭人

pp.1507

 厚生労働省は,2025年には全国で認知症を患う人の数が700万人を超えるという推計値を発表しています.また,臨床検査技師のかかわりとして,2014年秋に認定認知症領域検査技師制度を開始しました.しかしながら,まだ,全国的に普及していないのが実情です.新たな分野への進出は時間と労力がかかります.臨床検査技師の役割がまだ発展途上にあるこの領域を,少しでも読者の皆さまに知っていただきたく本特集を企画しました.

 認知症の基本的な概念,画像検査やバイオマーカーの話題に加え,あまりなじみの少ない神経心理学的検査についても症例を交えながら解説をいただいています.また,日本臨床検査技師会の立場から認定認知症領域検査技師制度の現状と課題について論じていただきました.

 担当業務の方はもちろん,他のモダリティーなどの担当業務でない方にも興味深くご覧いただける内容となっています.皆さまのスキルアップの一助となれば幸いです.

認知症の概念と現状

浦上 克哉

pp.1508-1512

Point

●認知症は,一度発達した認知機能が後天的な障害によって持続的に低下し,日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態をいう.

●認知症をきたす疾患は多くあるが,Alz-heimer型認知症が約7割を占める.

●認知症の診断には臨床検査が必要であり,認定認知症領域検査技師の活躍が期待される.

もの忘れ外来における神経心理学的検査

沼田 悠梨子

pp.1514-1521

Point

●認知症の検査場面において神経心理学的検査の果たす役割は,認知症のスクリーニング検査,疾患鑑別の補助検査,重症度の判定と幅広い.

●神経心理学的検査とは,“記憶”や“言語”,“視空間認知”といった脳の各領域の機能を評価する検査である.

●神経心理学的検査は,侵襲性が低く簡便に行えるものから,特殊な検査道具やトレーニングなどを必要とするものがある.

●検査実施においては,依頼者が何を目的として検査を依頼したかを確認し,依頼者と患者本人により有益な結果をもたらすような検査の選定と報告書の作成が求められる.

認知症の画像検査

松田 博史

pp.1522-1528

Point

●認知症の診療における補助診断法として,画像診断は早期診断や鑑別診断に有用である.

●MRIと脳血流単光子放出コンピュータ断層撮像法(SPECT)が主に用いられている.

●統計学的な画像解析手法が普及している.

●光トポグラフィー(NIRS)は,認知症との鑑別が重要なうつ病の補助診断法として用いられている.

認知症の早期発見・介入のためのMCIおよびプレクリニカルADの血液バイオマーカーへの期待

内田 和彦 , 鈴木 秀昭

pp.1530-1536

Point

●2015年の世界の認知症の患者数は約4,680万人である.このまま何もしなければ世界の高齢化社会の進行とともにその数は20年ごとに倍になり,2050年には1億3,150万人になる.

●認知症の60〜80%を占めるAlz-heimer型認知症(AD)は連続性(continuum)のある疾患である.前駆段階の軽度認知障害(MCI due to AD),さらに臨床症状のないプレクリニカル期(プレクリニカルAD)での介入がその発症予防に重要である.

●プレクリニカルADからMCI,ADへの病態進行を反映する血液バイオマーカーはADの予防を実現できる極めて有効な手段である.

●バイオマーカーとしては,アミロイドβ蛋白質(Aβ)やタウ蛋白質(tau)よりも,シナプス障害とその誘因のひとつである補体系などを介した炎症が注目されている.

臨床検査技師のかかわり—認定認知症領域検査技師の現状と課題

深澤 恵治

pp.1538-1544

Point

●認知症は疾患の1つであり,当然のことながら早期発見・早期治療が必要である.早期発見のためには,認知症に関する臨床検査が重要である.

●認知症対策に日本臨床衛生検査技師会も積極的に関与するため,認定認知症領域検査技師制度を立ち上げた.

●本稿では,認知症医療に関して臨床検査技師の必要性を論じる.

今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

フリーアクセス

横田 浩充

pp.1545

 トラスツズマブ,イマチニブ,ゲフィチニブなどの分子標的薬の登場によって,がんの個別化医療が現実のものとなっています.分子標的薬はがん細胞の増殖に強く働いている分子シグナルを標的とした抗がん剤で,耐性化という問題はあるものの,副作用が少なく,がん細胞に特異的であることから,今後の進展が期待されています.分子標的治療には標的遺伝子の異常の有無を検査することが必須であり,あらかじめ,がん組織や白血病細胞に対して分子レベルの検査を行い,適用可能な症例を選別します.検査を行い,治療薬を決定する診療の流れからは臨床検査の価値が高まったといえます.

 本特集は「がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査」と題して,①肺癌におけるALK融合遺伝子の発見,②創薬・診断,③胃癌・大腸癌・造血器腫瘍に対する分子標的薬と臨床検査・遺伝子検査とのかかわり,④血流中の循環腫瘍細胞(CTC)検出の有用性と可能性,⑤検査技術について工夫・考慮すべき点,について概説していただきました.

がんゲノム変異の発見から創薬・診断へ—肺がんにおけるEML4-ALKを中心に

間野 博行

pp.1546-1550

Point

●がんのゲノム解析によって,発がんの原因となるドライバー遺伝子が明らかにされてきた.

●各がんにおける本質的な原因遺伝子の解明は,その機能を抑える分子標的療法と,同時にその遺伝子陽性腫瘍を診断するためのコンパニオン診断薬をもたらした.

●複数の遺伝子変異を同時に解析するクリニカルシーケンスを医療の場で行うことが現実のものとなりつつある.

胃がん・GISTに対する分子標的薬と分子病理検査(IHC法を含む)の役割

池田 聡

pp.1552-1563

Point

●胃にできる代表的な腫瘍である胃がんと消化管間質腫瘍(GIST)に対して,現在行われている分子標的治療と,それに必要な分子病理検査について述べる.

●これらの検査では免疫染色,遺伝子検査が適切な方法で行われる必要がある.

●今後,遺伝子の状態や蛋白の発現状態と形態学的所見とが融合した分子病理学的検索の必要性がますます高まることが予想される.

大腸がんの分子標的薬と分子病理検査の役割

郡司 昌治

pp.1564-1570

Point

●長時間のホルマリン固定ではDNAの断片化が進む.中性緩衝液ホルマリンを用いると,核酸の品質を損なうと考えられているホルマリン分解産物の産生が抑えられる.

●DNA抽出は酵素処理で組織を完全に溶解する.酵素処理はホルマリンクロスリンクされた核酸-蛋白質から蛋白質の分解を行い,核酸の可溶化に作用する.熱処理にはメチレン架橋の解離の作用がある.

●組織切片は,連続切片を作製することによって腫瘍分布や腫瘍細胞比率が把握できる.しかし,細胞診スメアは染色して腫瘍細胞の有無や腫瘍細胞比率を確認したうえでDNAを抽出する必要がある.

●染色標本の遺伝子解析は可能であり,腫瘍分布や腫瘍細胞比率が把握できるため,非常に有用な手法である.

造血器腫瘍の分子標的薬と染色体検査・遺伝子検査の役割

増田 亜希子

pp.1572-1578

Point

●造血器腫瘍の分野では,融合遺伝子をターゲットとした分子標的薬が画期的な成果を挙げている.

●慢性骨髄性白血病(CML)に対しては,チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)の投与が標準治療である.治療効果判定では,染色体検査および国際指標(IS)に基づいたBCR-ABL1融合遺伝子の定量PCR検査が重要である.

●急性前骨髄球性白血病(APL)に対しては,全トランスレチノイン酸(ATRA)併用化学療法が標準治療である.診断およびモニタリングにおいて,PML-RARA融合遺伝子のPCR検査が重要である.

分子標的薬の治療効果判定におけるCTC検査の可能性

林 浩志 , 三輪 由加里 , 近藤 侑鈴 , 川上 和之 , 林 和彦

pp.1580-1585

Point

●循環腫瘍細胞(CTC)は血液中を循環している腫瘍細胞であり,がんの転移に寄与していると考えられている.

●末梢血中のCTCは,がんの再発,転移などの予後を予測する因子であり,低侵襲な検査材料として期待されている.

●CTC数の計測だけでなく,CTCの表面マーカーや遺伝子異常を解析することによって,分子標的薬の耐性化など,がんの性質変化のモニタリングが可能である.

がん分子標的治療における遺伝子検査の将来展望

宮地 勇人

pp.1586-1593

Point

●がん診療が次々とパラダイムシフトするなか,分子標的治療と遺伝子検査は個別化医療においてその役割が増大している.

●がん分子標的治療における遺伝子検査は多項目同時解析,さらに次世代シークエンサーなど,ゲノム規模解析による次世代解析システムへと展開している.

●がん分子標的治療が行われている医療機関の検査室には,適正な情報管理や検体管理など遺伝子検査の測定前プロセスにおける大きな役割がある.

●がん分子標的治療は,一般診療に加え,創薬や新規レジメンに基づく臨床試験,適応外使用などの利用拡大において,臨床検査の一定の精度保証のもと適切な実施と利用が必要で,検査室の第三者施設認定など検査の精度保証や標準化の取り組みが進められている.

心臓物語・9

心筋架橋って何?—心筋梗塞

島田 達生

pp.1506

 ヒトは長時間走ることができる.マラソンは42.195kmで,100kmマラソンもある.しかし,動物は長く走れない.なぜか? 心臓の位置(方向)が違うからである.動脈血は心臓の収縮によって全身に運ばれるが,心臓だけが弛緩時に大動脈から冠状動脈に逆行性に流れる.心臓への血液循環は,立っているとき上(心底)から下(心尖)へ重力によって効果的に流れる.しかし,動物は四足であるため前から後ろに非効率的に流れる.したがって,ヒトでは寝ているとき,動物と同じ流れになり,危険が伴うことがある.ヒトの左冠状動脈は,左心室と右心室の境界を下行する前室間枝(前下行枝)と左房室間溝を走る回旋枝に分かれ,いずれも心外膜下を走行している.しかし,齧歯類,イヌ,サルの前下行枝は心筋層内を走っている.

 医学部での人体解剖実習のとき,一部の学生たちは冠状動脈の前室間枝(前下行枝)の異変に気付く.心外膜下を走っていた前下行枝が突然心筋層内に潜って再び心外膜下に出現することに遭遇するのである.まさに心筋が冠状動脈の上に橋を架けているように見える.これが心筋架橋(myocardial bridge:MB)である([1]).心筋架橋の出現頻度を調べた.100検体中,約50%近くにMBがみられ,長さは2〜50mmだった.かなり高い頻度である.

検査レポート作成指南・16

輸血検査編

曽根 伸治

pp.1594-1599

 輸血検査にはABOおよびRhD血液型検査,不規則抗体検査および交差適合試験がある1).日常,輸血検査を実施している臨床検査技師には当たり前の亜型や不規則抗体も,そうではない医師や看護師には理解できないことが多い.また,夜勤やローテーションで時々しか輸血検査に携わらない技師では,亜型や不規則抗体陽性症例への適切な血液製剤の選択ができないことがある.

 そこで,①A,B抗原量が少なくABOオモテ検査が陰性を示す,オモテ・ウラ検査不一致の亜型,②RhD抗原量が少なくweak DやDel,または抗原の一部が欠損しているpartial D症例,③不規則抗体検査が陽性症例,④交差適合試験が陽性で適合血の選択が困難な症例などでは,以下のポイントについて,医師や看護師あるいは輸血検査に不慣れな検査技師にも理解できる十分な説明と,詳細な報告書の作成が必要となる.

検査説明Q&A・23

高HDL-C血症は,どのように考えればよいでしょうか?

平山 安希子 , 三井田 孝

pp.1600-1604

■はじめに

 高比重リポ蛋白(high-density lipoprotein:HDL)は,超遠心法で分離される比重が1.063〜1.250のリポ蛋白である.HDLはリポ蛋白中で比重が最も重く,粒子径が最も小さい.重量の約50%は蛋白質であり,脂質組成や蛋白組成に多様性がある.臨床検査では,HDL分画のコレステロール濃度〔HDLコレステロール(high-density lipoprotein cholesterol:HDL-C)〕をHDLの量として報告している.

元外科医のつぶやき・24

献血者の熱き想い

中川 国利

pp.1605

 血液センターの主な業務は採血と供給である.私はセンター長として現場を把握するため,しばしば献血ルームや献血バスの検診医を務めている.そして,検診を介しながら,献血者との会話を楽しんでいる.

 休日の午後に,男子高校生が父親と献血バスに現れた.初めて献血する理由を尋ねると,“父が頻繁に献血しているので,以前から興味がありました”と答え,さらに“頼もしいおやじです”と付け加えた.引き続き現れた父親に息子との会話を伝えると,“そうですか.家ではそんな話は聞いたこともありません”とつぶやいた.緊張する息子を気遣いながら,狭いバスのなかでともに献血した.献血を済ませた親子は“またきます”と約束し,連れ立って街頭に消えた.

寄生虫屋が語るよもやま話・12

バケツの中で住血吸虫が泳いでいます!—寄生虫恐怖症

太田 伸生

pp.1606-1607

 虫に関する妄想や異常感覚は精神疾患としばしば関係する.“虫が足もとを這い回る”というのはアルコール中毒に特徴的な愁訴であるが,“自分は寄生虫に感染している”という異常感覚も神経質な人にまれに現れるようである.私は精神科を専門としないが,職業柄,寄生虫に関する異常感覚の訴えの相談窓口となることはある.精神科領域では“寄生虫恐怖症(parasite phobia)”という疾患概念があることも勉強して知った.

 相談は1本の電話で始まる.相談者はこれまでの私の経験では全員中年女性であった.ほぼ全員既婚者である.低く落ち沈んだ声で“寄生虫がいるのですがどうしたらよいでしょうか?”と相談が始まる.“どうしました?”と問うと,“雑巾掛けをしていると,バケツの水に住血吸虫がいて,それが爪の中にビビビと入ってきたんです”と,かなり具体的である.たいがいは寄生虫の種類も特定してくる.私たち寄生虫屋にとっては突拍子もない話であるし,初学者が対応した場合は吹き出しかねないストーリーなのであるが,電話の主は真剣であることはすぐにわかる.

あとがき フリーアクセス

河合 昭人

pp.1610

 毎年,年末になると,その年に流行した言葉の話題になる.今年,流行した言葉を考えてみるとあまりよい言葉は浮かばない.世界同時株安,ゼロ金利,不倫問題など…….楽しい流行で考えると,ポケモンGOやリオオリンピックであろう.ポケモンGOに至っては,筆者も子どもに言われるがままダウンロードした.聞くところによると,このおかげで,“家族の会話が増えた”や,“旅行に出掛けるきっかけができた”など,家族の絆を深めるツールの1つになり,ただのゲームでは済まない状況になっている.リオオリンピックでは,泣き虫愛ちゃんの感動の涙や吉田沙保里の悔し涙など,さまざまな人間模様を垣間見ることができた.スポーツ選手は結果を求められるが,それは臨床検査技師も同じであろう.コスト削減や医療収入のアップなど,目標達成が課せられている.しかし,私はそのプロセスを大事にしたい.仮に達成できなくてもどのような計画で実施したかを評価したい.甘い人間かもしれないが.書き忘れたが,私は,“歩きスマホ”が今年の一番の流行語だろうと予想しているが,いかに.

 本号の第1特集は「認知症待ったなし!」とし,認知症を患う人の数が2025年には700万人を超えるともいわれている認知症について企画しました.臨床検査技師のかかわりとして,2014年秋に認定認知症領域検査技師制度を開始しました.しかしながら,まだ,全国的に普及していないのが実情です.そこで,本特集では,認知症の基本的な知識から,なじみの薄い神経心理学的検査,治療に至るまで幅広く執筆をお願いしました.今後の臨床検査技師のあり方として,認定認知症領域検査技師制度が広まることを切に願っています.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

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今月の特集2 キャリアデザイン

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今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

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今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

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今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

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今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

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今月の特集2 smartに実践する検体採取

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今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
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今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

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今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
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今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

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59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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