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心臓物語・2
心臓に2種類の心筋細胞がある
著者: 島田達生12
所属機関: 1大分大学 2大分医学技術専門学校
ページ範囲:P.468 - P.468
文献購入ページに移動1906年に田原淳は,ヒトを含む哺乳動物心臓の肉眼観察と連続切片の光学顕微鏡観察を行い,長年の謎であったPurkinje線維が刺激伝導系(房室連結筋束)の終末展開枝であることを突き止めた.田原は,刺激伝導系特殊心筋の特徴の1つに結合組織(膠原線維)が豊富であることから,ヘマトキシリン・ワンギーソン染色を行った(図[2]).膠原線維を酸性フクシンで赤く,筋原線維をピクリン酸で黄色に染めると,羊Purkinje線維の筋束は心室筋(作業心筋)と結合組織によって隔てられていることが一目瞭然である.
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