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今月の特集1 体腔液の臨床検査
体腔液の細胞診・病理検査
著者: 濱川真治1 清水誠一郎2
所属機関: 1公立昭和病院臨床検査科 2公立昭和病院病理診断科
ページ範囲:P.504 - P.511
文献購入ページに移動●体腔液にはさまざまな細胞が出現するため,浮遊細胞の多彩な形態変化を理解しておかなくてはならない.
●体腔液に出現する悪性細胞の多くは,本来,体腔には存在しない“外来性細胞”であり,背景に出現する良性の細胞との形態相違が良悪の判定に役立つことが多い.
●体腔液細胞診が最終診断になることもある.初回検体の取り扱いと標本作製技術が細胞診断を左右する.
●セルブロックによる免疫組織化学染色や遺伝子検索などの補助的検査法を加えることによって,体腔液細胞診材料は分子標的治療の適応判定にも貢献する.
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