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今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求
—細菌検査編—細菌同定法の可能性と限界
著者: 松本竹久1
所属機関: 1信州大学医学部附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.540 - P.545
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●細菌同定法には主に,顕微鏡検査による同定や生化学的性状検査による同定法,質量分析計による同定法,遺伝子検査による同定法がある.
●質量分析計による同定法は迅速で,かつ遺伝子検査による同定法と同等の同定精度を有するとして注目されている.
●同定検査を行ううえで,各同定検査法における感度や長所短所を理解することが必要である.
●細菌同定法には主に,顕微鏡検査による同定や生化学的性状検査による同定法,質量分析計による同定法,遺伝子検査による同定法がある.
●質量分析計による同定法は迅速で,かつ遺伝子検査による同定法と同等の同定精度を有するとして注目されている.
●同定検査を行ううえで,各同定検査法における感度や長所短所を理解することが必要である.
参考文献
1)Microbiology by numbers. Nat Rev Microbiol 9:628,2011
2)山本剛:グラム染色を用いた感染症診療支援について.日臨微生物 25:265-276,2015
3)Wieser A, Schneider L, Jung J, et al:MALDI-TOF MS in microbiological diagnostics-identification of microorganisms and beyond (mini review). Appl Microbiol Biotechnol 93:965-974,2012
4)Lane DJ:16S/23S rRNA sequencing. Nucleic Acid Techniques in Bacterial Systematics (Stackebrandt E, Goodfellow M, eds), John Wiley & Sons, Chichester,pp115-175,1991
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