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今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求
—病理検査編—組織化学検査法の可能性と限界
著者: 廣井禎之1 佐々木あゆみ2
所属機関: 1新渡戸文化短期大学臨床検査学科病理学研究室 2新渡戸文化短期大学臨床検査学科臨床検査学研究室
ページ範囲:P.546 - P.553
文献購入ページに移動●組織化学とは,化学物質の局在を明らかにすることによって,構造と機能を関連させる学問,または化学物質の局在を証明する組織・細胞学的技術と定義される.
●組織化学の反応は基本的に“沈殿”である点が分析化学と決定的に異なる.
●in situ hybridizationと免疫組織化学で検出に使用される標識物質は酵素と蛍光である.酵素は反応産物の蓄積が起こるため感度がよい.蛍光は標識した蛍光の分しか光らないが,蛍光色素を標識した抗体を重ねることによって感度を上げることができる.
●組織化学検査法の特性と限界を知り,再現性のよい技術を確立することが大切である.
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