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今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
睡眠障害の概念と分類
著者: 宮崎総一郎1
所属機関: 1中部大学生命健康科学研究所
ページ範囲:P.934 - P.939
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●古典的な睡眠障害の診断分類は,不眠症群,過眠症群,睡眠時随伴症群(パラソムニア)の3群であった.
●「睡眠障害国際分類第3版」(2014年)では,不眠症群,睡眠関連呼吸障害群,中枢性過眠症群,概日リズム睡眠・覚醒障害群,睡眠時随伴症群,睡眠関連運動障害群に分類されている.
●臨床現場や睡眠医療機関で使用しやすく,長期的な基本統計をまとめる際に有用な診断分類の開発,整合化が望まれている.
●古典的な睡眠障害の診断分類は,不眠症群,過眠症群,睡眠時随伴症群(パラソムニア)の3群であった.
●「睡眠障害国際分類第3版」(2014年)では,不眠症群,睡眠関連呼吸障害群,中枢性過眠症群,概日リズム睡眠・覚醒障害群,睡眠時随伴症群,睡眠関連運動障害群に分類されている.
●臨床現場や睡眠医療機関で使用しやすく,長期的な基本統計をまとめる際に有用な診断分類の開発,整合化が望まれている.
参考文献
1)関根智江,渡辺洋子,林田将来:日本人の生活時間・2015 睡眠の減少が止まり,必需時間が増加.放送研究と調査 66:2-27,2016
2)Kim K, Uchiyama M, Okawa M, et al:An epidemiological study of insomnia among the Japanese general population. Sleep 23:41-47,2000
3)American Academy of Sleep Medicine:The International Classification of Sleep Disorders: Diagnostic and Coding Manual, 3rd ed. American Academy of Sleep Medicine,Darien IL,2014
4)原田大輔,小曾根基裕:不眠症.睡眠医療 9:129-137,2015
5)内山真(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン 第2版,じほう,2012
6)本多真:ICD-11とICSD-3.睡眠医療 9:201-205,2015
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