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文献詳細

雑誌文献

臨床検査60巻9号

2016年09月発行

文献概要

資料

海外在住日本人に対する循環器検診活動—携帯型超音波診断装置とHolter心電計の有用性

著者: 川端泰広1 羽根田潔2 長谷川進2

所属機関: 1医療法人医徳会真壁病院検査室 2特定非営利活動法人エバーオンワード

ページ範囲:P.1026 - P.1029

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 フィジー共和国在住の日本人に対して2013年以来,循環器検診を行っており,2015年の検診は39人が受診した.全体的に被検者は良好な状態にあったが,高血圧,不整脈,心臓弁機能異常,頸動脈のプラーク形成など,今後の注意深い経過観察を要する者もみられた.海外における検診実施にはさまざまな制約があるが,そのなかで,携帯型超音波診断装置による心臓や頸動脈の検査と数時間の心電図記録は特に有用な検査手段であった.

参考文献

1)氏田由可,新見潤,坂上皖庸,他:海外巡回健康相談.海外勤務と健康 12:2-15,2000
2)外務省:巡回医師団派遣事業 総括調査票(http://www.mof.go.jp/budget/topics/budget_execution_audit/fy2014/sy2607/09.pdf)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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