文献詳細
今月の特集2 Antimicrobial stewardship
Antimicrobial stewardship programにおける目標設定と活動の評価
著者: 中西雅樹1
所属機関: 1京都府立医科大学感染制御・検査医学教室
ページ範囲:P.64 - P.68
文献概要
●ASPを広域ASPと狭域ASPに分類し,目標設定と活動の評価を行う.
●マネジメントシステムの概念を取り入れ,問題点の抽出→目標設定→計画の作成・実施→評価・改善計画の実施という流れを意識することによって,より適切な目標設定や活動評価が可能となる.
●狭域ASPでは各診療科の現状の問題点を抽出することによって目標を浮かび上がらせるのに対し,広域ASPでは病院全体の抗菌薬使用量,薬剤感受性結果,微生物分離頻度などサーベイランスデータから目標を設定することが多い.
●活動の評価では,“構造”,“プロセス”,“アウトカム”の指標にそれぞれ関連性があることが望ましい.
参考文献
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