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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻11号

2017年11月発行

文献概要

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書評 がん診療レジデントマニュアル(第7版)

著者: 西田俊朗1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院

ページ範囲:P.1438 - P.1438

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良いチーム医療を行うために全医療職に推奨

 私が専門医をめざし臨床で修練をしていた時代,コンパクトにその領域の知識や情報をまとめてくれた本がどれだけ欲しかったことか.今でもそういう要望を持つ研修医やレジデントは多い.これまでその課題解決を目標に多くの本が出版されてきたが,満足するものがほとんどなかったのが現実である.

 『がん診療レジデントマニュアル』の初版は1997年にさかのぼり,以来20年,国立がん研究センターの若手医師・レジデントが,実際に自分たちにとって役に立つ,欲しい・知りたい情報を徹底的に書き込んで作ってきた.幸いこれまで非常に高い評価を得ている.がん診療に関わる情報はこの間,指数関数的に増え,膨大なものとなった.このたび出版された第7版は,そのような状況にありながら,がん診療の基本—インフォームドコンセントや臨床試験,がん薬物療法の考え方から,各がんの診療に必須の医学知識や情報,診断・治療法,薬剤情報を網羅し,しかもコンパクトである.確かにこれほどよくまとまった本はない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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