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今月の特集1 推奨される抗核抗体検査
扉
著者: 山田俊幸1
所属機関: 1自治医科大学臨床検査医学
ページ範囲:P.1447 - P.1447
文献購入ページに移動 間接蛍光抗体法を用いた抗核抗体検査は,HEp-2細胞という培養細胞を核材に用いるという現在の方法になって30年以上経過しています.暗室内で,何倍まで光っているか,どのような型かなど,修練された方は多いと思います.昨今,免疫血清検査は,多くが自動化され,この抗核抗体検査にも,細胞に代わる核抗原の使用,自動判定などの波が押し寄せてきています.しかし,いまだほとんどの施設が従来の方法を自己免疫疾患のスクリーニングとして重用しているのは,この検査法に捨て難い意義があるからだと思います.今回の特集では,この伝統的検査の臨床面,技術面を再度俯瞰していただきます.臨床検査技師の腕の見せ所になるべき検査ですが,委託検査になりやすい現実も踏まえ,その視点での紹介も取り入れました.また,本検査の推奨をテーマにした海外の総説についても取り上げていますので,国際的な知見も視野に入れながら,現時点での理解を整理していただけたらと思います.
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