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今月の特集1 推奨される抗核抗体検査
抗核抗体検査のrecommendation
著者: 三枝淳1
所属機関: 1神戸大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.1452 - P.1457
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●欧州と米国を中心とする臨床検査技師,研究者,臨床医で構成されるエキスパートグループが抗核抗体(ANA)検査のrecommendationを発表した.
●膠原病スクリーニング時のANA検査の標準法として間接蛍光抗体(IF)法が推奨された.
●IF法によるANA検査のカットオフ値として1:160希釈が推奨された.
●ANA/自己抗体検査における臨床検査技師と臨床医とのコミュニケーションの重要性が強調された.
●欧州と米国を中心とする臨床検査技師,研究者,臨床医で構成されるエキスパートグループが抗核抗体(ANA)検査のrecommendationを発表した.
●膠原病スクリーニング時のANA検査の標準法として間接蛍光抗体(IF)法が推奨された.
●IF法によるANA検査のカットオフ値として1:160希釈が推奨された.
●ANA/自己抗体検査における臨床検査技師と臨床医とのコミュニケーションの重要性が強調された.
参考文献
1)Agmon-Levin N, Damoiseaux J, Kallenberg C, et al:International recommendations for the assessment of autoantibodies to cellular antigens referred to as anti-nuclear antibodies. Ann Rheum Dis 73:17-23,2014
2)林伸英,三枝淳,生戸健一,他:間接蛍光抗体法による抗核抗体検査コンピューター支援型顕微鏡システムの評価.臨病理 64:142-151,2016
3)生戸健一,林伸英,大籔智奈美,他:間接蛍光抗体法による抗核抗体検査における全自動分析装置の評価.臨病理 65:131-137,2017
4)Hayashi N, Kawamoto T, Mukai M, et al:Detection of antinuclear antibodies by use of an enzyme immunoassay with nuclear HEp-2 cell extract and recombinant antigens: comparison with immunofluorescence assay in 307 patients. Clin Chem 47:1649-1659,2001
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