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文献詳細

雑誌文献

臨床検査61巻2号

2017年02月発行

文献概要

今月の特集2 微量金属元素と生体機能—メタロミクス研究から臨床検査へ

微量元素(Fe,Zn,Cu,Mn)の体内動態と平衡維持摂取量

著者: 西牟田守1

所属機関: 1東洋大学大学院食環境科学研究科

ページ範囲:P.158 - P.163

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Point

●鉄(Fe)は尿や汗からはではなく,月経や出血で失われる.

●亜鉛(Zn)は尿や汗から失われ,血清レベルは一定である.

●銅(Cu)は尿や汗から失われず,代謝上,不明な点が多い.

●マンガン(Mn)は大循環へは移行しにくく,血清レベルは低い.

参考文献

1)西牟田守:ミネラルの食事摂取基準(2015年版)と課題.FOOD Style 21 19:44-47,2015
2)菱田明,佐々木敏(監):日本人の食事摂取基準 2015年版,第一出版,2014
3)Nishimuta M, Kodama N, Shimada M, et al:Estimated equilibrated dietary intakes for nine minerals (Na, K, Ca, Mg, P, Fe, Zn, Cu, and Mn) adjusted by mineral balance medians in young Japanese females. J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 58:118-128,2012
4)西牟田守,児玉直子,小野桂子,他:運動時の汗中マグネシウム.マグネシウム(JJMgR) 4:13-21,1985
5)大森俊夫,西牟田守:大学生男子長距離陸上選手の亜鉛出納 シーズン終了後の検討.体力科学 47:279-286,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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