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元外科医のつぶやき・26
血液センター職員のつぶやき
著者: 中川国利1
所属機関: 1宮城県赤十字血液センター
ページ範囲:P.193 - P.193
文献購入ページに移動 この欄は「元外科医のつぶやき」であるが,血液事業に携わる職員としてもつぶやきたいことが多々ある.
少子高齢社会の進展に伴い,全国の献血者は30年前の年間870万人から488万人まで減少した.特に若年献血者の減少が著明で,今や献血者の半数以上が40歳以上である.また,血液事業は血液販売による収益によって成り立っているが,過去10年間にわたって販売価格の見直しは行われていない.一方で,安全な血液の安定供給のために職員の増員や検査精度の向上などに努めており,近年,血液事業は著明な赤字経営である.企業努力だけでは限界があり,現在の献血制度を堅持するための方策を個人的に妄想した.
少子高齢社会の進展に伴い,全国の献血者は30年前の年間870万人から488万人まで減少した.特に若年献血者の減少が著明で,今や献血者の半数以上が40歳以上である.また,血液事業は血液販売による収益によって成り立っているが,過去10年間にわたって販売価格の見直しは行われていない.一方で,安全な血液の安定供給のために職員の増員や検査精度の向上などに努めており,近年,血液事業は著明な赤字経営である.企業努力だけでは限界があり,現在の献血制度を堅持するための方策を個人的に妄想した.
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