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雑誌目次

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臨床検査61巻3号

2017年03月発行

雑誌目次

今月の特集1 血管を読み解く

フリーアクセス

河合 昭人

pp.221

 全身に張り巡らされている血管は,24時間,365日休まず血液を各所へと流しています.その血管が年齢を重ねるごとに疲れてくるのはやむを得ないことです.また,糖尿病や高血圧などの基礎疾患が血管をむしばむこともあるでしょう.それらの悲鳴をいち早くキャッチできるのが,ほかならぬ臨床検査です.

 本特集は血管にスポットを当て,それを読み解くのに必要なモダリティー別に執筆をお願いしました.運営面では,血管診療で中心的な役割を担っているバスキュラーラボの現状と今後の課題について論じていただきました.また,臨床検査技師がさらに資格を取得して活躍している血管診療技師(CVT)について,資格の概要と,認定までに必要なスキルを執筆いただきました.

 担当業務の方はもちろん,他のモダリティーなどの担当業務でない方も興味深くご覧いただける内容となっています.本特集が皆さんのスキルアップの一助となれば幸いです.

標準的評価法に基づいた頸動脈エコーの基礎と臨床

三木 俊

pp.222-230

Point

●超音波表示法の長軸断面の左右表示は問わないが,今後は“画像の左が末梢”を推奨する.

●内中膜厚(IMT)計測のお勧め順はmax IMT(6点),IMT-C10,mean IMT(自動トレース)であり,施設間の統一が必要である.数点平均マニュアル計測のmean IMTは推奨しない.

●プラークの性状評価する基準は“最大厚が1.5mmを超えるプラーク”である.1.5mm以下のプラークは性状評価を必要としない.

●低輝度,潰瘍,可動性,線維性被膜の薄いプラーク,急速進行プラーク・変化する血栓などは“注意すべき(要注意)プラーク”と記載して,“不安定プラーク”という所見は使用しない.

ABIとPWV—その基本的留意点

藤代 健太郎

pp.232-237

Point

●足関節上腕血圧比(ABI)は足首と上腕での収縮期血圧の比であり,末梢動脈疾患の診断に用いる.

●脈波速度(PWV)は,ある2点間の距離とそれぞれの部位での脈波の立ち上がりの時間差から速度を算出する.

●PWVは,動脈の硬化または血圧の上昇で値が高くなる.

血管内皮機能検査

東條 美奈子

pp.239-244

Point

●血管内皮機能は心血管イベント発症の予後予測因子である.

●血管内皮機能測定法には血流依存性血管拡張反応(FMD)とRH-PATが用いられている.

●血管内皮機能は冠危険因子の是正によって改善する.

皮膚灌流圧と経皮的酸素分圧測定

高坂 仁美

pp.246-252

Point

●微小循環検査は重症下肢虚血(CLI)の評価などに有用である.

●皮膚灌流圧(SPP)とは皮膚微小循環の血流を指標とした灌流圧のことであり,皮膚レベルの血流状態を評価する.

●経皮的酸素分圧(tcPO2)は,末梢組織に供給される酸素量をみて,末梢の血液循環を評価する.

バスキュラーラボの現状と今後の課題

中島 里枝子

pp.254-259

Point

●バスキュラーラボ開設には,検査の長所や限界を理解した臨床医との連携が必要である.技師が臨床側の情報を得る機会も不可欠である.

●血管超音波検査は,ピンポイントで頻繁に観察できる長所を生かし,精査を積極的に引き受ける.医師と密に連携し,15〜30分で観察できるよう観察ポイントを明らかにしておく.

●血管検査において超音波検査,機能検査の両方を行うことができるのは臨床検査技師の強みである.バラバラに引き受けて結果を返すだけでなく,検査結果を一括管理することが望ましい.

●血管疾患の多くは慢性疾患であるので,臨床検査技師の役割は早期診断だけではない.長期にわたって,また,多面的に患者を見守る立場から臨むべきである.流れ作業から脱却し,患者に向き合う余裕を作ることで検査室の付加価値を生み出す可能性がある.

目指せ! 血管診療技師(CVT)

小谷 敦志

pp.260-266

Point

●血管診療技師(CVT)は“コメディカルとして,脈管領域の診療に従事するに必要な専門知識・技術をもった者を専門家として認定する”という趣旨で,2006年に血管診療技師認定機構によって発足した資格である.

●CVTの受験資格は,臨床検査技師・看護師・臨床工学技士・診療放射線技師・理学療法士は3年以上,准看護師は5年以上の実務経験を有していることである.

●CVT資格は5年ごとの資格更新制であり,その間に規定の単位を50単位以上取得する必要がある.

●CVTは,部門を超えチーム医療として密に連携し,それぞれの精度の高い情報を共有することで本来の力を発揮できる.

今月の特集2 在宅現場でのPOCTへの期待

フリーアクセス

〆谷 直人

pp.267

 わが国では団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年に向けて,医療や介護の供給体制の構築・整備が進められています.わが国における在宅医療は,主に開業医によって古くから“往診”という形で実践されてきましたが,近年は新しい形の在宅医療が模索されるようになり,在宅医療だけに特化した医療施設も登場するようになりました.患者宅や介護施設など,在宅医療の提供される現場では,病院と同等のレベルの臨床検査を必要としていません.臨床検査は慢性疾患のモニタリングや病院への搬送を判断する場合などに限られています.

 POCT(point of care testing)とは,被検者の傍らで医療従事者が検査し,その結果を速やかに診療に活かす検査の仕組みです.このため,POCTを在宅医療に利用する試みがなされています.本特集では在宅現場での検査として注目されているPOCTについて,対応機器・試薬の使い方のポイントを解説するとともに,在宅医療を提供している現場の医師の方々に現状を紹介していただきます.

在宅医療分野での臨床検査

小谷 和彦

pp.268-271

Point

●在宅医療がますます必要となる時代になっている.

●在宅医療では,臨床検査,すなわち諸種の検体検査や生理機能検査が活用される.

●在宅医療で活用可能な検体検査がラインアップされつつある.

●在宅検査(医)学の確立が待望される.

POCTを在宅医療の現場で利用する際の課題

坂本 秀生

pp.272-277

Point

●臨床検査技師も在宅医療チームの一員である.

●在宅医療現場で臨床検査の需要はある.

●現時点で,在宅医療現場におけるPOCTは普及段階にある.

●在宅医療現場でPOCTを活用する可能性は高い.

POCTによる多項目検体検査の有用性と留意点

山田 修

pp.278-283

Point

●POCT対応機器は小型化を目指してきたため,環境からの影響を受けやすい.特に,温度については適応範囲が限られる機種が多い.

●医師や医療機関が互いに知りたいと思っている検査項目と,POCT対応機器で行うことができる検査項目との比較では,おおよその項目はPOCT対応機器で測定可能である.

●POCT対応機器単体では網羅できる検査項目に制限があり,現場ニーズを満たすためには複数の機器や試薬を併用する必要がある.

在宅医療における品質管理のためのIT活用

後藤 慎一

pp.284-289

Point

●在宅医療は多職種協働型チーム医療であり,その過程で行われた検査の結果は多職種間で利用される.

●在宅医療においてPOCTの利用は,診療効率の向上と検査精度の向上に寄与する.

●在宅医療下で実施される検査は,限られた環境下で実施しなければならないため,品質管理が重要な要素である.

●ITを活用することでPOCTの品質管理は向上するが,全てをITに任せることは困難なため,人の教育も重要な要素である.

在宅医療でポータブルエコー装置を用いるメリット

古屋 聡

pp.290-295

Point

●エコー装置は大いに進化しており,エコーをめぐる環境も激変中である.

●エコーは在宅の現場にも必須の道具となっている.

●エコーは医療を民主的にするデバイスである.

在宅医療現場での臨床検査実施の実例

久島 和洋

pp.296-300

Point

●POCTは在宅医療現場で非常に有用である.

●NT-proBNPを測定できるcobas h 232は,心不全の補助診断と除外診断に有用なPOCTである.

●cobas h 232を活用すれば,今まで救急搬送していた心不全疑いの患者が在宅療養を継続できる可能性が広がる.すなわち,不要不急の病院搬送を減らし,患者の通院負担の軽減や,病院救命救急センターの負担軽減に寄与する可能性がある.

心臓物語・12

心臓のペースメーカーと時間差

島田 達生

pp.220

 1906年に田原淳は哺乳動物心臓の肉眼観察と連続切片の光学顕微鏡観察によって,心房と心室を連結する房室連結筋束を発見した.彼はこの特殊心筋が心房で起こった電気刺激(興奮)を心房から心室へ伝える系であると考え,“刺激伝導系”と名付けた.この報告に刺激されて,イギリスの解剖学者A. Keithは房室連結筋束(Tawara system)の存在を確認した.さらに,同じLondon Hospital Medical Collegeの生理学者M. W. Flackの協力を得て,1907年に右心房の上大静脈入口部に房室結節と同様な形態をもつ特殊心筋細胞の集団を発見した.これが“洞房結節”(Keith-Flackの結節)である.洞房結節は心臓の自律的,律動的運動の始まりであることから,心臓拍動の“歩調とり”pacemakerと呼ばれる.洞房結節に発する興奮のリズムが心房筋に伝わって田原結節に至り,田原の見いだした経路を経て心室筋の収縮となる.

 洞房結節の走査電子顕微鏡観察によると,結節細胞は心房筋細胞よりも小型で,紡錘形を呈している.細胞群は分界陵に対して平行に走り,神経線維も豊富に分布している([1]).透過電子顕微鏡は結節細胞が筋原線維,ミトコンドリア,グリコーゲンを有し([2]),これらが自動能をもつゆえんである.洞房結節内には交感性(有芯小胞)と副交感性(無芯小胞)神経終末が多数分布し([2]),心拍動数に強く影響している.結節細胞は心房筋細胞と連結している.洞房結節で発生した興奮は右心房からBachmann筋束を経て左心房に伝わる.田原の原著によると,心房筋細胞は房室結節細胞とも連なっていた([3]).

検査説明Q&A・26

健康診断でHCV抗体が陽性となりましたが,肝炎症状はみられないとのことです.どのように考え,どんなことに注意すればよいですか?

近藤 真由子 , 池田 均

pp.301-303

■C型肝炎ウイルスの診断

 C型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV)は1989年に米国Chiron社の研究グループによって発見された.その後,血液製剤に対してHCV検査が行われるようになり,輸血によるHCV感染はほとんどみられなくなった.現在,わが国においてはHCVの新規感染者数は激減したものの,HCV持続感染者(キャリア)は約150万〜200万人存在すると推定されている1)

 厚生労働省は,2008年から健康増進法に基づいて,健康増進事業における肝炎ウイルス検診を行っており,検診でHCV抗体が測定されるようになった.わが国におけるHCV抗体陽性率は1.4〜1.7%とされる1)

検査レポート作成指南・19

内分泌負荷試験編

佐藤 真由美 , 吉井 大司 , 岡部 紘明

pp.304-313

 内分泌負荷試験は,内分泌疾患が疑われる場合に特定のホルモンの分泌を刺激する,あるいは抑制する薬剤を投与して,関連するホルモンの分泌動態,関連物質の変動,および制御の異常を確認するために施行される.

 負荷試験は薬剤負荷後の各検査値の変動を確認する検査なので,“何を負荷し,どのように検査値が変動しているか”が報告書に表示されている必要がある.現在,電子カルテシステムが普及しているが,負荷試験専用の報告書フォーマットをもたない施設も少なくないと考えられる.横浜南共済病院(以下,当院)においても負荷試験報告書は糖負荷試験のみに用いており,これ以外の負荷試験では汎用の検体検査オーダ入力と結果参照システムを利用している.このため,オーダ入力は煩雑であり,医師は自ら負荷試験名のコメント入力,および複数回の採血時刻指定で必要な検査項目の入力をして負荷試験を実施し,汎用の時系列検査結果参照を利用している.負荷試験は多数あり,それぞれ負荷薬剤,採血回数,採血ポイントが異なる.1患者に何種類かの負荷試験を実施することが多いので,オーダに多大な労力がかかっている.

 近年,チーム医療の推進と電子カルテの普及によって,医師以外の医療スタッフも検査結果を利用することが多くなってきた.負荷試験報告書は医師の煩雑さを解消するだけでなく,複数の職種間で情報共有する観点からも,専用フォーマットをもった報告書を用いることが望ましい.

 本稿の寄稿をきっかけに,当院において入力ストレスのないオーダリング画面,理想的な負荷試験報告書フォーマット,電子カルテシステムと検査部門システムの連携などのシステム構築について検討したので,これらをもとに負荷試験報告書のあるべき姿について述べる.

寄生虫屋が語るよもやま話・15

マージャン牌のサイン…—トキソプラズマ症

太田 伸生

pp.314-315

 面妖なタイトルで恐縮であるが,決していかさまマージャンの指南ではない.病気のサインは意外なところにあるものだという話である.わが国のHIV新規感染者数は依然として年間1,000人台を維持していると報告されており,先進国のなかではかんばしい状況にはない.HIVを取り囲む医療環境は,新規の薬剤開発によって“死の病気”という恐怖感は薄れてきているのは事実であろうが,感染者本人はもとより,社会全体で正しい知識の普及と予防に取り組む必要があることには変わりはない.AIDSを発症した場合,死亡原因の多くは日和見感染症による.免疫抵抗性が低下した状況で,本来は病原性が強くない微生物による重篤な感染症が進行し,死亡に至る.寄生虫のうちで日和見感染症の病原体となるのは糞線虫以外は原虫であり,特にトキソプラズマ症,クリプトスポリジウム症,戦争イソスポーラ症はAIDS診断の指標疾患となっている.クリプトスポリジウム症と戦争イソスポーラ症は激しい消化器症状を呈するのに比べて,トキソプラズマ症は全身感染症であり,日和見感染症として発症した場合の症状は多彩である.

 トキソプラズマ(Toxoplasma gondii)という原虫は本来,ネコの消化管上皮細胞に寄生する.感染ネコのふん便中にオーシストが排出され,それをヒトが偶然に経口摂取して感染することもあるが,多くはオーシストを取り込んだ動物の肉にシストが形成されて,それを生か不完全加熱調理で食べて感染する.鳥や獣肉の刺し身が重要な感染源であると推定される.ヨーロッパなど食肉文化圏では感染陽性者数が驚くほど多い.ヒトの病気としては先天性トキソプラズマ症と後天性トキソプラズマ症があり,前者では主に網膜障害が問題となるが,後者ではほとんど症状を呈さない.問題は,いったん感染したトキソプラズマ原虫が生涯,私たちの体内にとどまることであり,厳密な意味では“完全治癒”は起こらないことである.健常人では感染後に有効な免疫が誘導されて,トキソプラズマ原虫は体内各所で囊子として潜伏することになる.したがって,トキソプラズマに対する抗体陽性者とは原虫保有者であることを意味する.日本人の場合,かつては抗体陽性者が“10歳代で10%,20歳代で20%,30歳代で30%”などといわれた.さらに“東高西低”といって,東日本のネコは西日本のネコより原虫保有率が高いとされたのであるが,最近では信頼に足る疫学調査の報告がない.先日の日本臨床寄生虫学会では,沖縄県のトキソプラズマ症の血清疫学データが報告されていたが,それによれば,中高年で感染率は依然として高いようである.

元外科医のつぶやき・27【最終回】

仕事を介して自己表現を

中川 国利

pp.316

 私のモットーは,“仕事を介して自己を表現し,人生を大いに楽しむ”である.『臨床検査』愛読者の皆さんも,それぞれ独自のモットーをおもちのことと思う.ともあれ,同じ仕事をするならば,仲間と和気あいあいとし,そして仕事に自信と誇りをもち,人生を大いに楽しみたいものである.

 人生は出会いであり,私の大きなターニングポイントにはそれぞれ人生の指南をしてくれた導師が存在した.最も大きな影響を受けたのは研修医時代のW先生であり,外科の面白さを熱く語り,手術に情熱を燃やし続ける姿に憧れた.そこから消化器外科医の道を歩み始めた.4年間の研修を終え,母校の大学医局に7年間在籍した.教授をはじめとした優秀な先輩,そして有能な同僚や後輩と交わり,外科学ばかりではなく,人生に対する考えも大きく影響を受けた.その後,仙台赤十字病院で27年間にわたって外科医として臨床に携わった.仕事は厳しく,くじけそうにもなったが,手術の達成感,そして患者から感謝されることが最大の生きがいであった.

資料

アデノウイルス抗原診断キット“プライムチェック®アデノ”の臨床評価

石黒 信久 , 海方 美紀 , 飽津 泰史 , 汲田 喜宏 , 石坂 明人 , 竹林 武恭 , 長野 奈緒子 , 八十嶋 弘一 , 松薗 嘉裕 , 山中 樹 , 渡辺 徹 , 岡村 暁子 , 長野 秀樹 , 岡野 素彦 , 有賀 正

pp.317-321

 咽頭ぬぐい液を材料として,アデノウイルス抗原診断キット“プライムチェック®アデノ”の性能評価を行った.抗原検査残り液中のアデノウイルスゲノムの有無をリアルタイムPCR法で測定し,これを基準とした場合,“プライムチェック®アデノ”の感度は86.4%,特異度は96.8%であり,陽性的中率は92.7%,陰性的中率は93.8%,全体としての一致率は93.5%と良好な結果が得られた.

あとがき フリーアクセス

佐藤 尚武

pp.324

 この「あとがき」は2016年も残り少ない日数となった時期に書いています.先日,主な出来事を紹介するニュース番組を見ていたところ,2016年の年明けは暖冬だったことが紹介されていました.“そういえばそうだったかな?”といった程度の記憶しかありませんが,2016年のスタートは非常に暖かかったようです.その2016年ももうすぐ暮れようとしていますが,東京では観測史上初めて11月の積雪を記録したものの,今のところ暖かい年末を迎えています.2016年もさまざまな出来事があった1年でしたが,温暖な気候で始まり,温暖な気候で終わることになりそうです.本号が刊行されるのは2017年の早春になると思われますが,どのような1年を迎えているでしょうか.

 国際政治の面では,2016年は英国のEU離脱,予想を裏切るトランプ次期アメリカ合衆国大統領の選出,韓国における朴槿恵大統領の弾劾など,激動といえるような動きがありました.本号の刊行時,トランプ氏はすでにアメリカ合衆国大統領に就任していることでしょうが,年明けからわが国を取り巻く国際情勢が,大混乱に陥っていないことを願う次第です.

基本情報

臨床検査

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1367

印刷版ISSN 0485-1420

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バックナンバー

64巻12号(2020年12月発行)

今月の特集1 血栓止血学のトピックス—求められる検査の原点と進化
今月の特集2 臨床検査とIoT

64巻11号(2020年11月発行)

今月の特集1 基準範囲と臨床判断値を考える
今月の特集2 パニック値報告 私はこう考える

64巻10号(2020年10月発行)

増刊号 がんゲノム医療用語事典

64巻9号(2020年9月発行)

今月の特集1 やっぱり大事なCRP
今月の特集2 どうする?精度管理

64巻8号(2020年8月発行)

今月の特集1 AI医療の現状と課題
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ

64巻7号(2020年7月発行)

今月の特集1 骨髄不全症の病態と検査
今月の特集2 薬剤耐性カンジダを考える

64巻6号(2020年6月発行)

今月の特集 超音波検査報告書の書き方—良い例,悪い例

64巻5号(2020年5月発行)

今月の特集1 中性脂肪の何が問題なのか
今月の特集2 EBLM(evidence based laboratory medicine)の新展開

64巻4号(2020年4月発行)

増刊号 これで万全!緊急を要するエコー所見

64巻3号(2020年3月発行)

今月の特集1 Clostridioides difficile感染症—近年の話題
今月の特集2 質量分析を利用した臨床検査

64巻2号(2020年2月発行)

今月の特集1 検査でわかる二次性高血圧
今月の特集2 標準採血法アップデート

64巻1号(2020年1月発行)

今月の特集1 免疫チェックポイント阻害薬—押さえるべき特徴と注意点
今月の特集2 生理検査—この所見を見逃すな!

63巻12号(2019年12月発行)

今月の特集1 糖尿病関連検査の動向
今月の特集2 高血圧の臨床—生理検査を中心に

63巻11号(2019年11月発行)

今月の特集1 腎臓を測る
今月の特集2 大規模自然災害後の感染症対策

63巻10号(2019年10月発行)

増刊号 維持・継続まで見据えた—ISO15189取得サポートブック

63巻9号(2019年9月発行)

今月の特集1 健診・人間ドックで指摘される悩ましい検査異常
今月の特集2 現代の非結核性抗酸菌症

63巻8号(2019年8月発行)

今月の特集 知っておきたい がんゲノム医療用語集

63巻7号(2019年7月発行)

今月の特集1 造血器腫瘍の遺伝子異常
今月の特集2 COPDを知る

63巻6号(2019年6月発行)

今月の特集1 生理検査における医療安全
今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理

63巻5号(2019年5月発行)

今月の特集1 現在のHIV感染症と臨床検査
今月の特集2 症例から学ぶフローサイトメトリー検査の読み方

63巻4号(2019年4月発行)

増刊号 検査項目と異常値からみた—緊急・重要疾患レッドページ

63巻3号(2019年3月発行)

今月の特集 血管エコー検査 まれな症例は一度みると忘れない

63巻2号(2019年2月発行)

今月の特集1 てんかんup to date
今月の特集2 災害現場で活かす臨床検査—大規模災害時の経験から

63巻1号(2019年1月発行)

今月の特集1 発症を予測する臨床検査—先制医療で5疾病に立ち向かう!
今月の特集2 薬の効果・副作用と検査値

62巻12号(2018年12月発行)

今月の特集1 海外帰りでも慌てない旅行者感染症
今月の特集2 最近の輸血・細胞移植をめぐって

62巻11号(2018年11月発行)

今月の特集1 循環癌細胞(CTC)とリキッドバイオプシー
今月の特集2 ACSを見逃さない!

62巻10号(2018年10月発行)

増刊号 感染症関連国際ガイドライン—近年のまとめ

62巻9号(2018年9月発行)

今月の特集1 DIC診断基準
今月の特集2 知っておきたい遺伝性不整脈

62巻8号(2018年8月発行)

今月の特集 女性のライフステージと臨床検査

62巻7号(2018年7月発行)

今月の特集1 尿検査の新たな潮流
今月の特集2 現場を変える!効果的な感染症検査報告

62巻6号(2018年6月発行)

今月の特集1 The Bone—骨疾患の病態と臨床検査
今月の特集2 筋疾患に迫る

62巻5号(2018年5月発行)

今月の特集1 肝線維化をcatch
今月の特集2 不妊・不育症医療の最前線

62巻4号(2018年4月発行)

増刊号 疾患・病態を理解する—尿沈渣レファレンスブック

62巻3号(2018年3月発行)

今月の特集1 症例から学ぶ血友病とvon Willebrand病
今月の特集2 成人先天性心疾患

62巻2号(2018年2月発行)

今月の特集1 Stroke—脳卒中を診る
今月の特集2 実は増えている“梅毒”

62巻1号(2018年1月発行)

今月の特集1 知っておきたい感染症関連診療ガイドラインのエッセンス
今月の特集2 心腎連関を理解する

60巻13号(2016年12月発行)

今月の特集1 認知症待ったなし!
今月の特集2 がん分子標的治療にかかわる臨床検査・遺伝子検査

60巻12号(2016年11月発行)

今月の特集1 血液学検査を支える標準化
今月の特集2 脂質検査の盲点

60巻11号(2016年10月発行)

増刊号 心電図が臨床につながる本。

60巻10号(2016年10月発行)

今月の特集1 血球貪食症候群を知る
今月の特集2 感染症の迅速診断—POCTの可能性を探る

60巻9号(2016年9月発行)

今月の特集1 睡眠障害と臨床検査
今月の特集2 臨床検査領域における次世代データ解析—ビッグデータ解析を視野に入れて

60巻8号(2016年8月発行)

今月の特集1 好塩基球の謎に迫る
今月の特集2 キャリアデザイン

60巻7号(2016年7月発行)

今月の特集1 The SLE
今月の特集2 百日咳,いま知っておきたいこと

60巻6号(2016年6月発行)

今月の特集1 もっと知りたい! 川崎病
今月の特集2 CKDの臨床検査と腎病理診断

60巻5号(2016年5月発行)

今月の特集1 体腔液の臨床検査
今月の特集2 感度を磨く—検査性能の追求

60巻4号(2016年4月発行)

今月の特集1 血漿蛋白—その病態と検査
今月の特集2 感染症診断に使われるバイオマーカー—その臨床的意義とは?

60巻3号(2016年3月発行)

今月の特集1 日常検査からみえる病態—心電図検査編
今月の特集2 smartに実践する検体採取

60巻2号(2016年2月発行)

今月の特集1 深く知ろう! 血栓止血検査
今月の特集2 実践に役立つ呼吸機能検査の測定手技

60巻1号(2016年1月発行)

今月の特集1 社会に貢献する臨床検査
今月の特集2 グローバル化時代の耐性菌感染症

59巻13号(2015年12月発行)

今月の特集1 移植医療を支える臨床検査
今月の特集2 検査室が育てる研修医

59巻12号(2015年11月発行)

今月の特集1 ウイルス性肝炎をまとめて学ぶ
今月の特集2 腹部超音波を極める

59巻11号(2015年10月発行)

増刊号 ひとりでも困らない! 検査当直イエローページ

59巻10号(2015年10月発行)

今月の特集1 見逃してはならない寄生虫疾患
今月の特集2 MDS/MPNを知ろう

59巻9号(2015年9月発行)

今月の特集1 乳腺の臨床を支える超音波検査
今月の特集2 臨地実習で学生に何を与えることができるか

59巻8号(2015年8月発行)

今月の特集1 臨床検査の視点から科学する老化
今月の特集2 感染症サーベイランスの実際

59巻7号(2015年7月発行)

今月の特集1 検査と臨床のコラボで理解する腫瘍マーカー
今月の特集2 血液細胞形態判読の極意

59巻6号(2015年6月発行)

今月の特集1 日常検査としての心エコー
今月の特集2 健診・人間ドックと臨床検査

59巻5号(2015年5月発行)

今月の特集1 1滴で捉える病態
今月の特集2 乳癌病理診断の進歩

59巻4号(2015年4月発行)

今月の特集1 奥の深い高尿酸血症
今月の特集2 感染制御と連携—検査部門はどのようにかかわっていくべきか

59巻3号(2015年3月発行)

今月の特集1 検査システムの更新に備える
今月の特集2 夜勤で必要な輸血の知識

59巻2号(2015年2月発行)

今月の特集1 動脈硬化症の最先端
今月の特集2 血算値判読の極意

59巻1号(2015年1月発行)

今月の特集1 採血から分析前までのエッセンス
今月の特集2 新型インフルエンザへの対応—医療機関の新たな備え

58巻13号(2014年12月発行)

今月の特集1 検査でわかる!M蛋白血症と多発性骨髄腫
今月の特集2 とても怖い心臓病ACSの診断と治療

58巻12号(2014年11月発行)

今月の特集1 甲状腺疾患診断NOW
今月の特集2 ブラックボックス化からの脱却—臨床検査の可視化

58巻11号(2014年10月発行)

増刊号 微生物検査 イエローページ

58巻10号(2014年10月発行)

今月の特集1 血液培養検査を感染症診療に役立てる
今月の特集2 尿沈渣検査の新たな付加価値

58巻9号(2014年9月発行)

今月の特集1 関節リウマチ診療の変化に対応する
今月の特集2 てんかんと臨床検査のかかわり

58巻8号(2014年8月発行)

今月の特集1 個別化医療を担う―コンパニオン診断
今月の特集2 血栓症時代の検査

58巻7号(2014年7月発行)

今月の特集1 電解質,酸塩基平衡検査を苦手にしない
今月の特集2 夏に知っておきたい細菌性胃腸炎

58巻6号(2014年6月発行)

今月の特集1 液状化検体細胞診(LBC)にはどんなメリットがあるか
今月の特集2 生理機能検査からみえる糖尿病合併症

58巻5号(2014年5月発行)

今月の特集1 最新の輸血検査
今月の特集2 改めて,精度管理を考える

58巻4号(2014年4月発行)

今月の特集1 検査室間連携が高める臨床検査の付加価値
今月の特集2 話題の感染症2014

58巻3号(2014年3月発行)

今月の特集1 検査で切り込む溶血性貧血
今月の特集2 知っておくべき睡眠呼吸障害のあれこれ

58巻2号(2014年2月発行)

今月の特集1 JSCC勧告法は磐石か?―課題と展望
今月の特集2 Ⅰ型アレルギーを究める

58巻1号(2014年1月発行)

今月の特集1 診療ガイドラインに活用される臨床検査
今月の特集2 深在性真菌症を学ぶ

57巻13号(2013年12月発行)

今月の特集1 病理組織・細胞診検査の精度管理
今月の特集2 目でみる悪性リンパ腫の骨髄病変

57巻12号(2013年11月発行)

今月の特集1 前立腺癌マーカー
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査②

57巻11号(2013年10月発行)

特集 はじめよう,検査説明

57巻10号(2013年10月発行)

今月の特集1 神経領域の生理機能検査の現状と新たな展開
今月の特集2 Clostridium difficile感染症

57巻9号(2013年9月発行)

今月の特集1 肺癌診断update
今月の特集2 日常検査から見える病態―生化学検査①

57巻8号(2013年8月発行)

今月の特集1 特定健診項目の標準化と今後の展開
今月の特集2 輸血関連副作用

57巻7号(2013年7月発行)

今月の特集1 遺伝子関連検査の標準化に向けて
今月の特集2 感染症と発癌

57巻6号(2013年6月発行)

今月の特集1 尿バイオマーカー
今月の特集2 連続モニタリング検査

57巻5号(2013年5月発行)

今月の特集1 実践EBLM―検査値を活かす
今月の特集2 ADAMTS13と臨床検査

57巻4号(2013年4月発行)

今月の特集1 次世代の微生物検査
今月の特集2 非アルコール性脂肪性肝疾患

57巻3号(2013年3月発行)

今月の特集1 分子病理診断の進歩
今月の特集2 血管炎症候群

57巻2号(2013年2月発行)

今月の主題1 血管超音波検査
今月の主題2 血液形態検査の標準化

57巻1号(2013年1月発行)

今月の主題1 臨床検査の展望
今月の主題2 ウイルス性胃腸炎

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