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増刊号 臨床検査スターターズガイド 1章 スターターズ必修! 検査業務の基礎知識
検査機器の導入とメンテナンス
著者: 及川信次1
所属機関: 1獨協医科大学病院臨床検査センター
ページ範囲:P.336 - P.337
文献購入ページに移動 安定した検査結果の報告には,施設の診療目的に合った,感度・精度・正確性・迅速性の優れた機器の導入が求められます.分析装置の選定にあたっては,導入したい機器の特徴と特性について情報収集します.主なものに,①機器の性能,②機器操作の容易性,③検査室の湿度・温度など空調設備,電気,給排水設備などの適切性,④機器の品質と安全性,⑤機器の保守管理条件,⑥機器消耗品のコストと供給体制,⑦消耗品などの廃棄物の処理があり,これらを比較検討し,技師長・検査部長へ検査機器導入の提案をします.
選ばれた機器は,機器購入の予算化に組み込み,施設長(病院長)の決裁を仰ぎます.機器の運用には臨床検査システムへの接続や,病院などにおいては電子カルテの接続が必須です.検査結果が読みやすく転記ミスや検体の取り違いを起こさないシステムの構築が求められます.24時間,稼働する機器やメーンで稼働する機器については,機器の故障による検査遅延を防ぐため,メーカーによる定期保守の契約を結ぶことを勧めます.
選ばれた機器は,機器購入の予算化に組み込み,施設長(病院長)の決裁を仰ぎます.機器の運用には臨床検査システムへの接続や,病院などにおいては電子カルテの接続が必須です.検査結果が読みやすく転記ミスや検体の取り違いを起こさないシステムの構築が求められます.24時間,稼働する機器やメーンで稼働する機器については,機器の故障による検査遅延を防ぐため,メーカーによる定期保守の契約を結ぶことを勧めます.
参考文献
1)山舘周恒:自動分析装置の内部・外部精度管理と保守点検.日臨検自動化会誌 41:34-42,2016
2)日本臨床衛生検査技師会図書発刊企画委員会:医療機器管理に関する安全管理指針.医療安全管理指針 医療事故を未然に防ぐために,日本臨床衛生検査技師会,pp89-101,2007
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